新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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「バイアスロン女子15㎞」2時間たっぷり観たよ。

2018-02-27 18:02:57 | アウトドア
平昌オリンピック終わってしまいました。初めはそれほど関心が無かったのですが、後半面白くなってきました。
特にカーリング、ルールが判るにつれて、さらに3時間にも亘る試合と聞くと、面白かったです。
オリンピックが始まる頃、スノーボードのクロスとバイアスロンを見てみたいと書きました。

バイアスロンは昔から見たいと思っておりましたが、ちゃんと放映してくれません。結果ダイジェストがせいぜいです。日本ではそれほど人気がないですから。
ところが、NHKの平昌オリンピックのサイトの動画コーナーになんと、バイアスロンの長尺の動画が何本もあるではありませんか。
私が見つけたのは「女子バイアスロン15km」です。約2時間の映像でした。実際には昼間から夜まで80人の選手が15キロ走りますので、NHKが2時間弱に編集したのではないでしょうか。画面隅にNHKのロゴが入っておりましたので。

たっぷり見て長年の疑問が解決しました。
一回に5キロ前後スキーのクロスカントリーをしてからのライフル射撃です。安全対策はどうなっているのか長年疑問でした。簡単なことでした。射撃場を起点にしてクロスカントリーしてまた戻ってきて射撃場で標的を打つのです。野山の自然な環境で撃つとばっかり思っていました。周囲から隔離された射撃場で射撃するのですから安全です。
その他初めて画像を見て面白かったことをいくつか書きます。銃については知識があまりないので間違ってたらすみません。

①射撃場所はゼッケン番号順か。
15キロレースの場合は、好きな場所で撃てるようです。一回のレースが5キロほどですから、選手間の間隔が開くので射撃場所の取り合いが起きないのだからでしょうか。念のためほかの試合を見てみますと、一回のレースが短く団子になって帰ってくるレースでは、ゼッケン順に射撃場所が決まっておりました。

②立射と伏せ撃ち
交互に2回ずつ打ちます。一回に5発です。どのようにそれを管理するのか見ておりますと、5発入った弾倉がライフルの右側に4つ並んでセッティングできるようになってました。

③銃の性能検査
これは全くの想像ですが、銃の性能が規定通りか大会本部で検査を当然するでしょう。検査済証がどこかに貼ってあるのではと思っておりましたら、注意してみた銃はすべて右側の銃のボディーに同じロゴの入った白いステッカーが貼ってありました。これかなと思っているのですが。

④ライフル銃の種類
射撃に文化のある国は世界には多いですから、色々な銃が見られると思っておりましたが、殆どそっくりな銃でした。かなり優秀な銃で、各国で採用しているのでしょうか。中には原色で銃全体をカラフルに塗装している銃がいくつもありました。いわゆる木調タイプてはなく。

⑤排出された薬莢の処理
一度の射撃で5発撃ちます。当然5個の薬きょうが飛び出します。スキーの板で踏んだら危ないと思い、どうするのかと見ておりましたら、射撃場の反対側に、二人のおじさんが箒を持って控えておりまして、選手が射撃を終えてレースに戻ってゆきますと、おじさんが駆け寄り選手が伏せていたマット周辺の薬きょうを標的方向に一生懸命掃き出してました。当然ですよね、手前に掃けば次の選手がスキー板で薬莢を踏んでしまいますから。そのおじさんたちの急いで掃きだすしぐさは面白かったです。

⑥銃口への雪詰まり対策
ライフル銃の先端のサイトと一体になったふたがついてました。選手は、射撃場について射撃するために銃を背中から降ろす前に、手でその蓋をポンと捲るのです。それから銃を降ろします。その辺はルーティーンになっているようで、皆さん同じ動作でやってました。

いやー、大変面白かったです。
コメント
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