時間的には普通列車の七尾行きで十分間に合ったのですが、
みどりの窓口で聞いてみると離れた席になるものの
2席用意できるとのことで乗車しました。
それにしても絢爛豪華な「花嫁のれん」
あの有名な「加賀屋」もプロデュースする観光列車です。
「和と美のおもてなし」をコンセプトに、外観のデザインは
北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージ。
車両全体で北陸の和と美を満喫できる列車です。
1号車8つの個性豊かな半個室があり、
ゆったりとくつろぎの旅を楽しめる空間です。
通路は日本庭園の飛び石をイメージした絨毯を敷き、
各部屋はそれぞれ友禅のオールドコレクションを
あしらった空間としています。
2号車の通路は流水をイメージしており、
紅色の特徴的なオリジナル回転椅子となっています。
1号車と2号車のそれぞれ4人掛けの席に
一人ぽつんと座ることになってしまったのですが、
乗客が下車するとアテンダントの方の案内で、
こちらの席に並んで座ることができました。
後に設けられたイベントスペースでは、「楽市楽座」を実施。
金沢以北の13市町が土日を中心に
伝統芸能の披露や地元産品の試食・販売などの
地域色豊かなイベントを週替わりで実施しているそうです。
(この日は実施されていません)
車窓からはのどかな風景が広がります。
ちょうど田植えの季節でもありました。
400年の歴史を誇り、国内シェア99%を占める金沢の金箔。
金沢の代表的な金箔メーカーの施工により
金沢金箔の装飾も施されています。
伝統工芸品の販売もしています。
和倉温泉発の「花嫁のれん」では、加賀屋総料理長監修による
能登特産の食材や郷土料理など、加賀屋の味を織り交ぜた
メニューの食事を利用の4日前まで発売しています。
金沢発では世界的に活躍するパティシエ辻口博啓氏の
「ル ミュゼ ドゥ アッシュ」オリジナルセレクトスイーツ。
当日に乗車券を購入したのでは購入できませんが、
たぶんこれかなと思います。
当日でも購入できるゆず塩ドリンク(250円)
紙コップは「花嫁のれん」特製のようです。
「花嫁のれん」とは、花嫁が幸せになるようにと
婚礼の日にのれんを贈る風習です。
石川県金沢市他
2017.5.2