17時に七尾港を出港したにっぽん丸ですが、
17時半から1回目の方の食事が始まりますので、
出港後程なくしてデッキからは乗客の方々の姿も減ります。
まるみは2回目の食事なので、最後まで残ることがほとんどです。
青い空を飛ぶ鳥たちにも見送られているのかしら?
首を曲げてどこを見ているのでしょうね。
船から手を振っていただけるととても嬉しいです。
海岸線は屈曲に富み,波も穏やかな天然の良港七尾港。
ブリ、タラ、アジ、メバル、クロダイ漁や
カキ、ノリの養殖、海の幸に恵まれています。
かつては北前船に乗って九州や東北の各地にまで
販売されていた七尾和ろうそくをお土産にいただきました。
「赤い蝋燭と人魚」を思い起こすような蝋燭です。
タグボートとはこちらでお別れです。
やがて見えてきたのは、富山湾越しに
立山連峰の3000m級の山々です。
高峰が海上から眺望できるのは、世界でも雨晴から
氷見の海岸にかけてと南米チリのバルパライソの2ヶ所しか
確認されていないとの絶景ポイントです。
しかも、空気の澄んだ晴れた日にしか
見ることのできない貴重なものです。
(雨や雪が多い北陸、晴れ間は貴重)
以前にも電車から見たこの風景を記事にしましたが、
遮るもののない海上から見たこの絶景に感動です。
乗船したばかりですが、このクルーズを選んで
本当に良かったと思いました。
2017.5.2