まるみのあっちこっち巡り

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世界遺産 法隆寺地域の仏教建造物

2021-06-22 00:59:02 | 訪問した世界遺産



奈良市の西方に広がる斑鳩の里は、
1400年の歴史を刻む聖徳太子ゆかりの地、
6世紀中頃に大陸から渡来した
仏教文化が花開いた場所です。







法隆寺は日本の最古の仏教建造物であり、
その後の宗教建築に深い影響をもたらしています。

聖徳太子と推古天皇により607年に創建、
金堂、五重塔を中心とする
西院伽藍と東院伽藍に分けられます。
西院伽藍は現存する世界最古の木造建築物群です。







東院伽藍の中心をなすのは夢殿。
現存する八角円堂では最古のもので、
堂内には太子の等身像といわれる
救世観音立像が本尊として安置されています。







606年に聖徳太子が法華経を講説されたという
岡本宮を寺に改めたものと伝えられる法起寺。

中門に入って左に金堂、右に三重塔があり、
その位置は法隆寺と逆で法起寺式伽藍配置ともいわれ、
当時は回廊も備えていたとされます。

創建当時の建造物として唯一残る三重塔の高さは24m、
現存する日本最古の三重塔であり、規模も最大。







法隆寺を中心に法起寺、中宮寺、法輪寺など、
7~8世紀に建造された木造仏教建造物11棟が集中、
よく保存されていることに高い遺産価値が認められ、
姫路城とともに日本初の世界遺産として登録。

建造物以外にも、飛鳥・奈良時代の仏像、
仏教工芸品など多数の文化財を有しています。

世界文化遺産 1993年登録

日本(奈良県生駒郡斑鳩町)

訪問日 2007.5.2他

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