2012年の初演以来、劇場にときめきと感動を満たした
ロマンティックなグランド・バレエ、
それが熊川版『シンデレラ』です。
2019年5月以来となるKバレエの鑑賞です。
当時のプリンシパルでテレビドラマでも活躍の
宮尾俊太郎さんらが退団されましたが、
新たな百花繚乱の舞台に酔いました。
3月に加入した海外での活躍が長い
プリンシパル日高世菜さんの
シンデレラに相応しい品格とダンスにウットリ。
プリンシパル になるために存在しているようです。
ストーリーが分かりやすいだけでなく、
きめ細やかな演技の数々が印象的。
しかも、見るたび磨かれていくようです。
男性が演じているのからこそでもあるような
ルーク・ヘイドンさんの継母役も
バレエは、踊る芝居でもありますが、
Kバレエは「踊りを用いた台詞のない芝居」です。
カーテンコールも何度もあり、
最後まで鳴り止まぬ拍手、
観客席に座る子どもたちの目をキラキラさせ、
力強い感動の拍手をする姿も目に焼き付きました。
芸術監督・演出・振付:熊川哲也
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
出演:日高世菜/高橋裕哉/戸田梨沙子他
Bunkamura オーチャードホール
2021.10.8
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます