原題は「STILL LIFE」
確かに静かな、静かであるのに饒舌に
物語っているように感じ取れるそんな映画でした。
几帳面で誠実なロンドンの地方公務員、ジョン・メイ。
(クイーンのメンバーのような名前)
ジョンを演じるために生まれてきたのではと思うほど
エディ・マーサンの演技は素晴らしいのです。
言葉はなくても彼の表情で感じることができます。
孤独死した方の葬儀についての新聞記事から
綿密な取材を重ね、この物語が誕生し、
現在もなお世界の映画祭を席捲している感動作です。
孤独、死、人と人のつながりが薄れてきた今、
考えていかなければならないことは山積しているでしょうが、
死者に対して敬意を持って真摯に向き合うことは、
昔も今も変わらないはずです。
孤独や死を扱っている映画ですが、暗いものではなく、
クスッと笑え、切なくも心温まるものが残る
何とも不思議な感覚を味わうことになりました。
ラストは予想を裏切られましたが、哀しいというより、
自分も最後はこうでありたいと思ったのです。
どのように生きていくかが大切なこと、
幸せな気持ちのまま旅立つことができたら
死も受け入れることができるはずではと思います。
人との出会い、人とのつながり、
生きていることが素晴らしい、
楽しい映画ではないのにそれを感じられる
観て本当に良かったと思える良質な映画です。
監督・脚本・製作:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガット
2013年/イギリス・イタリア/91分
新所沢レッツシネパーク
2015.3.10
確かに静かな、静かであるのに饒舌に
物語っているように感じ取れるそんな映画でした。
几帳面で誠実なロンドンの地方公務員、ジョン・メイ。
(クイーンのメンバーのような名前)
ジョンを演じるために生まれてきたのではと思うほど
エディ・マーサンの演技は素晴らしいのです。
言葉はなくても彼の表情で感じることができます。
孤独死した方の葬儀についての新聞記事から
綿密な取材を重ね、この物語が誕生し、
現在もなお世界の映画祭を席捲している感動作です。
孤独、死、人と人のつながりが薄れてきた今、
考えていかなければならないことは山積しているでしょうが、
死者に対して敬意を持って真摯に向き合うことは、
昔も今も変わらないはずです。
孤独や死を扱っている映画ですが、暗いものではなく、
クスッと笑え、切なくも心温まるものが残る
何とも不思議な感覚を味わうことになりました。
ラストは予想を裏切られましたが、哀しいというより、
自分も最後はこうでありたいと思ったのです。
どのように生きていくかが大切なこと、
幸せな気持ちのまま旅立つことができたら
死も受け入れることができるはずではと思います。
人との出会い、人とのつながり、
生きていることが素晴らしい、
楽しい映画ではないのにそれを感じられる
観て本当に良かったと思える良質な映画です。
監督・脚本・製作:ウベルト・パゾリーニ
出演:エディ・マーサン、ジョアンヌ・フロガット
2013年/イギリス・イタリア/91分
新所沢レッツシネパーク
2015.3.10