前回は、レッグストラップの長さが長すぎた場合、テイクオフでアップライトの押さえが利かず、ノーズ上りが起きやすくなることをご説明しました。
つまり、走って速度を上げて揚力が出ても、レッグストラップが長過ぎるために腕が上方に引き上げられてしまうのです。
これではアップライトの押さえが利かなくて当然でしょう。
そして今回、同様にレッグストラップが長すぎた場合のフレアーがどうなるかについて考えてみましょう。
レッグストラップが長すぎた場合、ランディング時に体を起こすと、まず、ハーネスの中で体がずり下がり下に落ちます。
この時、レッグストラップが長ければそれだけ余計に下に落ちることになります。
するとどうなるでしょうか?
体が余計に下に落ちれば、その分、アップライトをつかむ手の位置も下になります。
アップライトを持つ手の位置が下になれば、それだけフレアー時にアップライトを押し出せる量も少なくなってしまい、結果、フレアーが効かなくなってしまうのです。
まとめると、レッグストラップが長すぎた場合、テイクオフで体重がなかなかグライダーに乗らず、結果、ノーズ上りを起こしやすくなり、ランディングでもアップライトを押し出せる量が少なくなるためにフレアーが効かなくなってしまうのです。
ちょっと脱線してしまいますが、ウチは女房ともどもブログをやっていますが、ウチはブログネタが多いため、私は「ハング」、女房は「ウチの生活」について書かせてもらっています。
女房のブログも面白いので、よかったら見てやってください。