飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

初めてのグライダー操縦!

2014-09-01 20:10:35 | うんちく・小ネタ(absurd story)

先日、初めてグライダーの操縦にチャレンジしてみました。

場所は北海道の滝川スカイパーク。

ここは一般の方でも予約をすればグライダーの体験飛行ができ、更に希望をすればタンデム機の前席に乗らせてくれ、更に更にインストラクターの方を押していけばグライダーの操縦もさせてくれます!(これは既に空を飛び慣れていて、グライダーの操縦も説明なしで行えるレベルの方とお考え下さいね!)

Thumb

さて、この日は女房といっしょにグライダーの体験をしました。

条件はうす曇りで、あまりサーマル(上昇気流)が期待できないコンディションでしたが、まずはわたしの方から挑戦!

滝川スカイパークでは現在ロバンという軽飛行機を使ってグライダーを曳航する方法で、上空までグライダーを引っ張り、切り離す方法を使っています。

さて、コクピットに収まってロバンのエンジンが全開となり勢いよくグライダーが引っ張られます!

インストラクターの方は忙しく機体が真っ直ぐ走るように当て舵を打ちますが、ハンググライダーで同様の牽引方法を経験している私にとっては、全く安全で余裕が感じられるものに思えました。

ハンググライダーではウルトラライト機などで牽引しますが、速度が違いすぎるので機体が暴れてしまい、抑え込むのが大変です!

グライダーが上空まで達すると、インストラクターが左にある黄色いノブを引っ張って牽引ロープを切り離します。

そのとたんに牽引していたロバン機は左旋回に入りながら急降下!

次のグライダーを引っ張るために着陸を急ぎます。

完全に安定した滑空姿勢に入ると、インストラクターの方から「操縦してみてください」の指示。

まずは水平飛行から…。

Photo

速度をインストラクターの指示通り50ノットくらいを維持しながら真っ直ぐとばしてみますが、思った以上に当て舵を打たないと真っ直ぐ飛んでくれません!

ハングで慣れた操作であり、また、エルロン(補助翼)の利きも軽いこともあって最初から問題なくコントロール出来ますが、正直ハングよりも忙しいです。

これはおそらくグライダーのほうがスパンが長いこと、そして、速度が速いからだとおもいます。

でも、ハングでそこそこ飛んでいる方ならば、同じように直ぐに出来るでしょう。

直線飛行が問題ないので、次は旋回にチャレンジ!

旋回は、操縦桿を旋回方向に倒して機体をバンクさせながら、同時に二つある足ペダルの旋回したい方を、様子をみながら「チョン チョン」と踏み、旋回に入れていきます。

この操作でラダーが動き、機首が旋回方向へと向いてくれるのです。

このとき、機体のバランスを保つために、キャノピーに張り付けられた「毛糸」で風の流れを確かめながら、ペダルを踏む量を調整します。

インストラクターの方が助けてくれたのでしょう。最初からきれいに旋回してくれました。

ここで先程私たちを曳航してくれたロバンが、今度は女房を乗せたグライダーを引っ張ってきてくれました。

私たちが先に見つけておいたサーマルに女房機が入ってきます。

同じサーマルでしばらく高度を上げた後、私の機が先に離脱。

着陸へと向かいます。

ランディング場へと侵入しますが、ここで意外や意外!

グライダーの方が性能が良いはずなのに、ランディングの侵入角がハングの上級機よりも高い!!

でも、グライダーには「スポイラー」という便利な道具があります。

スポイラーを上げたとたんに滑空比はグンと落ちて、滑空比が1/5程度まで急激に落ちて高度を調整して滑降路にあわせます。

すごく簡単に高度処理が出来てしまいます!(こんな便利な道具、ハングにも欲しい!)

かなり高い精度で予定地に着陸し、次の体験者の方に手際よく交代します。

こうして私の初めてのグライダー体験が終わりました。

やはり緊張していたので、思いの外疲れましたが、なかなか良い体験をさせてもらえました。

この体験飛行の料金は、7500円で20分程のフライトが楽しめます。

はっきり言って、曳航機を使ってインストラクター付きでこの料金は「破格」だとおもいます。

よろしかったら皆さんも是非!!

コメント (2)
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