2年前にその設置のお手伝いをした、私の知人S氏の薪ストーブ、デファイアントフレックスバーン。
今回オーナーの希望もあり、ちょっとこれの修理に挑戦してみました!
S氏とは、もともとハンググライダーでの付き合いが長かったのですが、彼が古民家再生にて薪ストーブを導入したいという希望があったため、私は
2年前にその設置のお手伝いをしました。
(実は、スカイスポーツ系の人って、薪ストーブに興味を持っている方がとても多く、この界隈の1/3ほどスカイスポーツ系の方は薪ストーブ
のオーナーでもあるのです!その中でも、私は特に薪ストーブにハマってしまったわけですが…。)
2年使ったデファイアントの状態は良好。
錆も一切なく、オーナーの愛情がわかる奇麗さです。
しかし、アッパーファイヤーバック(ダンパーがついている土台の部品。最も高温にさらされる。)のガスケットが一部剥がれて
しまったこともあり、この際だから少しバラシて点検してみたいというオーナーの希望なので、私がその修理に立ち会うことになりました。
薪ストーブってアンティークなイメージを持つ方もおられるかと思いますが、実はハイテク機器。
今回修理に挑むデファイアントフレックスバーンは、アメリカの薪ストーブの老舗、バーモントキャスティングス社の最新、そし
て、最大機種で、正面から見える火室で薪が燃焼した後、まずは過酸素状態で二次燃焼させた後、触媒による三次燃焼
をする…。という複雑な燃焼システムを持つ機種なのです。
私が行くと、すでにS氏自身でできる多くの部品が取り外されていました。
私はまず、簡単にアッパーファイヤーバックが外せないかやってみたのですが…。
どうにも外せません…。
そのうち、このアッパーファイヤーバックを固定している4本のボルトが、後板を貫通して背後にむき出しになっていることを発見!
正面からではなく、背後からこのボルトを緩め…。
ちょっとファイヤーバックを揺さぶると、やっとアッパーファイヤーバックが取れました!
ダンパー回り、ストーブ内部を点検。
まだ多くのガスケットは使えそうだったのですが、ダンパー部のガスケットと、トップローディング部のガスケットがすでに寿命が来ていたので、
これらを交換しておきました。
さて、問題はこの取り外したアッパーファイヤーバックの取り付け作業です。
通常は、ストーブトップを外しての作業ですが、この部分はストーブセメントで固着されているので、できれば外したくありません…。
と、何気なくストーブ内部をのぞいてみると、このストーブセメントで固着されている箇所に、ちょこっとガスケットが顔を出している!
ひょっとして、デファイアントのフレックスバーンって、トップがガスケットに変更になっている⁉
しかも、どうやらこのトップ部は、左右2本のボルトに、正面の小さな六角のボルトの3本でしか留まっていないようです!
恐る恐るそれらを取り外してみると…。
思った通りです。やっぱりストーブセメントは使われておらず、ガスケットで密閉される構造になっています!
なんだ!それなら初めからストーブトップを外せば良かったのです。
しかし、この方法。私はいつもお世話になっている薪焚亭さんから教わって、自分のアクレイムもま
ったく同じ仕様に改良していたのですが…。
ひょっとして、日本の薪ストーブ会で有名な薪焚亭さんの意見が、アメリカのバーモントキャスティングを動かした?
いずれにしても、この方法はメンテナンス性が格段に向上するとても良い方法だと思います。
ちなみに、下の写真の中央下にあるのがダンパー部、それがついている部品がアッパーファイヤーバック。
この下の部分で、二次燃焼、そして、三次燃焼をさせ、燃焼効率を上げているわけですね!
トップが外せれば、アッパーファイヤーバックは簡単に取り付けられます。
と、いうか、実はデファイアントフレックスバーンって、私のアクレイムよりもメンテナンス性が良いようです!
残りの部分をササっと組み立てて、今回のメンテナンスは終了!
バーモントキャスティング社の最大機種であるデファイアントの分解作業は、また一つ、私の薪ストーブ知識を高めてくれました!
そして、私は思ったのですが…。
今回のように、オーナーにやる気があり、それを少しだけフォーロー出来る人間が近くにいてアドバイスが出来た場合、一見難しそうな薪ストーブ
の修理も、ともにやることでマスターでき、その後はオーナー自身が自分で薪ストーブのメンテナンスが出来るようになっていくことは、とても良
いことだと思いました。
今回のデファイアントの修理。業者さんに依頼してやってもらった場合、その手数料は5万円程度にはなるのではないでしょうか?
それが自分でできれば、より薪ストーブの維持に負担がかからなくなります。
薪ストーブって、維持費がかかってしまうといわれていますが、そのメンテナンスを自分ですればタダなわけです。
これって、薪ストーブを普及させるという意味では、とても良いことだと私は思います。
今回オーナーの希望もあり、ちょっとこれの修理に挑戦してみました!
S氏とは、もともとハンググライダーでの付き合いが長かったのですが、彼が古民家再生にて薪ストーブを導入したいという希望があったため、私は
2年前にその設置のお手伝いをしました。
(実は、スカイスポーツ系の人って、薪ストーブに興味を持っている方がとても多く、この界隈の1/3ほどスカイスポーツ系の方は薪ストーブ
のオーナーでもあるのです!その中でも、私は特に薪ストーブにハマってしまったわけですが…。)
2年使ったデファイアントの状態は良好。
錆も一切なく、オーナーの愛情がわかる奇麗さです。
しかし、アッパーファイヤーバック(ダンパーがついている土台の部品。最も高温にさらされる。)のガスケットが一部剥がれて
しまったこともあり、この際だから少しバラシて点検してみたいというオーナーの希望なので、私がその修理に立ち会うことになりました。
薪ストーブってアンティークなイメージを持つ方もおられるかと思いますが、実はハイテク機器。
今回修理に挑むデファイアントフレックスバーンは、アメリカの薪ストーブの老舗、バーモントキャスティングス社の最新、そし
て、最大機種で、正面から見える火室で薪が燃焼した後、まずは過酸素状態で二次燃焼させた後、触媒による三次燃焼
をする…。という複雑な燃焼システムを持つ機種なのです。
私が行くと、すでにS氏自身でできる多くの部品が取り外されていました。
私はまず、簡単にアッパーファイヤーバックが外せないかやってみたのですが…。
どうにも外せません…。
そのうち、このアッパーファイヤーバックを固定している4本のボルトが、後板を貫通して背後にむき出しになっていることを発見!
正面からではなく、背後からこのボルトを緩め…。
ちょっとファイヤーバックを揺さぶると、やっとアッパーファイヤーバックが取れました!
ダンパー回り、ストーブ内部を点検。
まだ多くのガスケットは使えそうだったのですが、ダンパー部のガスケットと、トップローディング部のガスケットがすでに寿命が来ていたので、
これらを交換しておきました。
さて、問題はこの取り外したアッパーファイヤーバックの取り付け作業です。
通常は、ストーブトップを外しての作業ですが、この部分はストーブセメントで固着されているので、できれば外したくありません…。
と、何気なくストーブ内部をのぞいてみると、このストーブセメントで固着されている箇所に、ちょこっとガスケットが顔を出している!
ひょっとして、デファイアントのフレックスバーンって、トップがガスケットに変更になっている⁉
しかも、どうやらこのトップ部は、左右2本のボルトに、正面の小さな六角のボルトの3本でしか留まっていないようです!
恐る恐るそれらを取り外してみると…。
思った通りです。やっぱりストーブセメントは使われておらず、ガスケットで密閉される構造になっています!
なんだ!それなら初めからストーブトップを外せば良かったのです。
しかし、この方法。私はいつもお世話になっている薪焚亭さんから教わって、自分のアクレイムもま
ったく同じ仕様に改良していたのですが…。
ひょっとして、日本の薪ストーブ会で有名な薪焚亭さんの意見が、アメリカのバーモントキャスティングを動かした?
いずれにしても、この方法はメンテナンス性が格段に向上するとても良い方法だと思います。
ちなみに、下の写真の中央下にあるのがダンパー部、それがついている部品がアッパーファイヤーバック。
この下の部分で、二次燃焼、そして、三次燃焼をさせ、燃焼効率を上げているわけですね!
トップが外せれば、アッパーファイヤーバックは簡単に取り付けられます。
と、いうか、実はデファイアントフレックスバーンって、私のアクレイムよりもメンテナンス性が良いようです!
残りの部分をササっと組み立てて、今回のメンテナンスは終了!
バーモントキャスティング社の最大機種であるデファイアントの分解作業は、また一つ、私の薪ストーブ知識を高めてくれました!
そして、私は思ったのですが…。
今回のように、オーナーにやる気があり、それを少しだけフォーロー出来る人間が近くにいてアドバイスが出来た場合、一見難しそうな薪ストーブ
の修理も、ともにやることでマスターでき、その後はオーナー自身が自分で薪ストーブのメンテナンスが出来るようになっていくことは、とても良
いことだと思いました。
今回のデファイアントの修理。業者さんに依頼してやってもらった場合、その手数料は5万円程度にはなるのではないでしょうか?
それが自分でできれば、より薪ストーブの維持に負担がかからなくなります。
薪ストーブって、維持費がかかってしまうといわれていますが、そのメンテナンスを自分ですればタダなわけです。
これって、薪ストーブを普及させるという意味では、とても良いことだと私は思います。