ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

ワグネル福岡公演

2012年02月25日 | 音楽
昨年の忘年福岡三田会から関わってきた後輩達の福岡公演の本番でした。

オヤジにとっては、2004年3月の神戸公演の時の残念な印象があり、関わる以上は少しでも大勢のお客様の中で演奏してもらいたいとささやかながら集客に取り組んできましたが、入りとしてはやはり空席の方が目立つ厳しい結果でした。
それでも福岡三田会でお見かけした顔がチラホラ。クラシック音楽というちょっとしたハードルを考えれば、まあ健闘した方かな。。。

今回も演奏は期待を裏切らない素晴らしいものでした。
メインのラフマニノフの2番の交響曲は1時間の大曲ですが、最後まで集中力を切らさず、ラフマニノフの甘美なロマンティシズムとまではいきませんでしたが、ロシアのバイタリティを見事に表現し切っていたと思います。

ますます上手くなっている感じです。我々社会人オケとは練習量そのものが違いますが、何と言っても良い指導者と指導者の言うことを素直に聞くココロがちゃんとあることが大きな違いでしょうか。(笑)

かつてごいっしょしたことがある戸澤さんが弦トレーナーとして後輩達の指導をしてくださっていることも、1日前に戸澤さんのフェイスブックから偶然知り、帯同していた戸澤さんにも久しぶりに会ってご挨拶ができました。

演奏会後は福岡市民オケ唯一の先輩後輩同士の2名で音楽談義に花を咲かせながら美味い酒を堪能。
やっぱり良い音楽には美味い酒。切っても切れません。

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2004年3月6日(土)の「2004年オヤジ雑感」から

 木曜日にオヤジが大学時代に所属していた慶應義塾ワグネルソサィエティオーケストラの神戸公演を聴きに行った。現役の演奏を聴くのは卒業以来わずか2度目である。気がつけば、この4月でオヤジも卒業して満20年になる。舞台上で演奏している団員のうち下級生はまだ生まれていなかったことになる。改めて時の流れを感じた。
 演奏プログラムは、オヤジが高校時代に高校のオーケストラで初めて演奏したウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲、そしてオヤジがワグネルの現役で2年の時に定期演奏会や演奏旅行で引いたワーグナーの歌劇「リエンツィ」序曲、そしてメインはマーラーの交響曲第9番という、なかなか重たいプログラムだった。
 率直なところ、オヤジが現役だった頃よりも、はるかに上手だった。難曲でもあるマーラーの9番も最後まで緊張感が途切れず、4楽章は絶品だった。演奏後、オヤジの後ろにいた学生とおぼしき2人組は、「最後、聞いてても緊張してくるな」とうれしい感想を述べていた。
 惜しむらくはお客様の少なさ。恐らく2~3分の入りだろう。あまりの少なさに拍手も頼りなく、折角の好演に水を差してしまった。恐らく、東京での定期演奏会はいつも満席だと思う(オヤジの時もそうだった。)。こういった時のOB等々へのアプローチによる集客努力もある意味での勉強だ。
 いずれにしても、遥か後輩達の好演による、久々のワグネルサウンドを堪能した一夜だった。
コメント
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