一人前

１８歳から選挙権が与えられることが決まりました。
何故、選挙権だけ一人前？とは思いますが、若い人たちが真剣に考えてその権利を期待通りに行使してくれることを願います。
くれぐれも大人たちの悪知恵で扇動されることのないように。
一方で、権利と表裏一体である義務についても早々に議論を深める必要があると思います。
都合の良いところだけ一人前扱いのままでは、権利は主張するが義務はなんだかんだ屁理屈をこねて免れようとする大人たちがさらに増えるだけになりかねません。

神戸児童殺傷事件の犯人である「元少年」（男性は誰でもそうですが・・・）の手記は何のために出版され、何故遺族には事前の断りもなかったのか。
出版の是非についての議論、事前に遺族に一報が無かったことについての議論、さらにはこれを買って読むことの是非についての議論、いずれもどちらかというと否定的な意見が多いようです。
犯罪を犯した者の人権をどう捉えるのか。
そして被害者に関係する人たちの心情にどう配慮するのか。
なかなか自らその立場にたって考えることが難しい問題であり、こうだという考え方には達せません。
オヤジとしては、少なくとも読み物としての興味を覚えないので買って読もうとは思いません。

福岡も梅雨らしい鬱陶しい天気になりました。
鹿児島の方は大雨が降り続いて大変な状況になっているようです。
最近の梅雨は特に西日本にとって暴力的な気候になっています。
災害が起こらないこと、そしてせめて、その後に夏らしい夏が来てほしいと商売上も願っています。