ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

「国民の総意」って?

2022年07月21日 | 時事
奇跡は起きてしまいました。(笑)
(日刊スポーツ配信2022年7月21日付「正代が7連勝で勝ち越し、4度目かど番脱出 照ノ富士、逸ノ城は2敗堅守」)
かど番に強い大関・・・あまり名誉な看板とは思えませんが、果たして北の富士さんはどのようにして拳を下すのでしょうか?

故安倍元首相の「国葬」については様々な意見が飛び交っています。
オヤジの関心事は「国葬」の是非より飛び交う様々な意見そのものです。
(ヤフーニュース配信FNNプライムオンライン2022年7月21日付「【速報】安倍元首相の国葬 閣議決定の差し止め求める仮処分申請 市民団体『国民の総意に基づいていない』」)

そもそも「国民の総意」って何?
民主主義の原則である多数決の論理から言えば、多数決で決しても少数派の意見はそれなりに尊重され存在し続けます。それが民主主義です。
「総意」の意味をネット検索すれば「全員の一致した意見、考え方」の類いで説明されます。
それって民主主義ではなくて全体主義や大政翼賛そのものじゃないの?

選挙の結果、多数派となって政権を担う人たちは、少なくとも参政権を行使した有権者の相対多数の選択の結果であり、その中で入閣した人が閣議で決めることが国民の多くが思っていることと異なるのだとすれば、そもそも選挙の公正性を疑わざるを得なくなるように思います。
手続きの是非の議論はアリだと思いますが、反対理由が「国民の総意」と言われるとオヤジは素直に肯けません。

いずれにしてもこういう議論がおおっぴらに出来ることもまた民主主義です。
世界を見ればこれが決して当たり前のことではないことを我々は目の当たりにしています。
そしてこの当たり前を続けることが次第に難しくなっている世界情勢になっていることもまた認識せざるを得ません。
コメント
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