競争者の覚悟

（ヤフーニュース配信THE DIGEST2023年8月26日付「『美談で済まされる問題じゃない！』松田瑞生のマラソン完走を称える声に新谷仁美が苦言！ 『周囲がそれを良しとするのは違う！』【世界陸上】）

オヤジはたまたま日本人トップで松田選手がゴールするところをテレビのLIVEで視ておりました。
ゴール間近、確かに走り方が右足を庇うような不自然な走りで、ゴールの後はほぼ自力では歩けない状態とお見受けしました。

故障をこらえて競技することを美談にしてはいけない。
新谷さんの言いたいことはよく判ります。

でも、日本代表として世界大会に出て結果を残したいと思っている選手は少なくありません。
皆が出場するチャンスを狙って努力しているのです。
追う選手の思いと追われる選手は、まさにその時々の真剣勝負。
美談にしてはいけませんが、無理をしてでも自分が走るという選手の意志は戦わずして負けたくないという気持ちにも通じ、競争者の覚悟として重いものと感じます。

松田選手はこれまでもそれなりに結果を残してきています。
今回も13位とはいえ、日本人ではトップの成績。
代表選手であるからには結果を残すという覚悟は、彼女が出場する大会いずれもでも感じさせてくれますし、今の日本人選手の中では恐らく右に出る者はいないでしょう。

とはいえくれぐれも足の大きなダメージでないことを祈ります。
松田選手、お疲れ様でした。