お互い様 ~この時期の弔事の苦渋のやり方に接して~

兵庫県緊急事態宣言　１５日目。

一つの目安と言われている２週間を超えました。
感染者数の推移を見る限り、状況はまだ何も変わっていませんが、宣言の効果が出るとすればこれからですよね。
強いて言えば、感染者の増え方に天井が見えてきたのかもしれません。

一昨日言及したシャープ、責めるつもりはありませんが、懸念したとおりになりました。
それだけマスクが世間的に逼迫していることもあるでしょう、なんだかんだシャープが作るんだからという信用と期待もあるでしょう、でも・・・もしかしたら一人一個限定だけに買い子の大量動員による買い占めを狙っている輩も居ないとは限りません。シャープだけに「目の付け所」です。

今日のオヤジは終日在宅勤務予定でしたが、一昨日の夜に突然入った仕入れ先の社長の訃報の続報で、たまたま朝方に今日の夕方お通夜があるという情報が入りました。
時節柄３密を避けるため、読経を含めて一切何もせず、極々近しい人たちが三々五々故人とお別れしてもらえればという、ご遺族にとってもおそらく苦渋のやり方です。察するにお通夜や明日の告別式の案内も遠慮がちに近しい限られた人たちのみされたのだと思います。

オヤジが勤める会社としては付き合いは極々短いのですが、会社立上げの大変な時期に期待していた前の会社の仕入れ先の多くがソッポを向いた中で、当社と向き合っていただき協力してくれた仕入れ先です。
実は先方はソッポを向きたくとも向けない先方なりの事情があったようですが、それはお互い様。

知った以上は「義」には「義」で応えるのが人の道というものです。

会社の主要なメンバーでお伺いして、故人に御礼とお別れをしてきました。
会社としては引き続きこの会社に助けていただきますが、視点を変えれば社長を突然失った先方に、僭越かつ微力ながらもお役に立てればとも思います。
これもまたお互い様とはいえ、有難い御縁です。

完治を信じて病魔と闘いながら意欲的に仕事に取り組んでおられた社長のご冥福をお祈りして合掌。