ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

風評被害

2021年04月16日 | 戯言
福島第一原発の廃炉へのプロセスで溜まった処理水を海へ放出するにあたって、取り除くことが難しいと含まれているトリチウムが脚光を浴びています。
国際的に決められた水準よりも濃度を薄めてから海へ放出すると政府は言ってます。

それでも日本の決定した方針に周辺諸国は自国が放出していることは棚に上げ汚染の撒き散らしだとばかりに反発、国連までもが「今後100年以上にわたり、人間や環境を危険にさらす可能性がある」と憂慮を表明しました。
ま、国連(United Nations)がかつての敵国側である日本を所詮は拠出金支出の金蔓にしか考えていないことはかなり昔から理解はしていましたけど。

オヤジなりに、トリチウムとはそんな危険で有害な物質なのか?とネットで調べてみました。すると・・・

オヤジも今更知ったのですが、世界中の原発から海や大気中へトリチウムはそれなりのボリュームで放出されているそうです。
放射性同位体ですが、その線量は紙一枚で遮れる程度の弱さであり、自然界でも宇宙からの放射線によって日々生成されている物質で、しかも人間は体内にこの物質を常に保有しているとのことです。

とはいえ、だからトリチウムは無害とは言えません。実際には人為的な大量摂取での致死例もあるそうです。
それでも世の中にはそれよりも明らかに人類に有害でキケンな物質はゴマンとあり、トリチウムは福島で放出しなくとも既に世界で放出され続けているのです。

結局のところ、問題は福島で処理水を海洋放出すること自体ではなく、福島県の方々も憂慮されているとおりに恣意的な「風評被害」なのだということがよく解ります。
無論、政府が言ったとおりに世界水準以下の濃度での放出を愚直にやり続けるという前提ですが、ここへの国民の信頼に揺らぎがあるのがまた厄介な問題です。。。

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