小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の紅葉、関東の紅葉13、特別編、京都の紅葉案内その3

2010-11-14 23:14:37 | 旅行
特別編その3<京都の紅葉を訪ねようという方にちょっとアドバイス>

推薦その3

3) 東福寺
京都駅から東へ、バスで15分、タクシーで10分も行くと東福寺があります。こんなに近いのに、山奥に来たような自然に囲まれていることと、その広大な敷地に東福寺関係の25近い小院が点在する壮大な空間にびっくりします。洗玉澗(せんぎょくかん)という渓谷があり、西から東へ臥雲橋、通天橋、偃月橋という3本の橋が架かっています。この風景が、まるで山奥に来たような情景を生み出すのです。
紅葉の季節は、通天橋を持つ庭園が紅葉でうずめつくされるのです。紅葉といえば通天橋。ここは穴場ではありません。京都紅葉のメジャー中のメジャー。メジャーなところに行かないと落ち着かない人のために書きます。私は、<京都1時間ルール>というのを作りました。絶対に混むところでも1時間前に行けば京都はなんとかなるというルールです。東福寺の開門は9時です。紅葉が見ごろになった休日に通天橋の庭園に一桁台の順番で入りたい人は1時間前に、50番でもいい人は30分前に行きましょう。東福寺のキーワードは早起きです。すがすがしい、東福寺の門前で1時間待っても、たいしたことないですよ。


<経堂>
東福寺の紅葉の写真はまともの手持ちがこれ一枚です。すみません。あとは昔のブログから取り出しているので、解像度がどうしようもありません。
















この日は早めに開門してくれたので、10時すぎには、通天橋庭園を逃げ出しました。数万人の見物客がおとずれて、紅葉が人に埋まってしまう状態になってきたのです。さっと来て、さっと帰りましょう。私は、この後、すいている洛西の山寺の紅葉を見にゆきました。数時間後には誰もいない山道を歩いている。京都はほんとうに便利なところです。一日のうちに、ガラリと情景を変えることができます。
詳しくは、昔のブログ、京都の紅葉をみてください。

東福寺を推薦する理由は、通天橋庭園の紅葉も立派ですが、東福寺の本堂のリンとした姿と、方丈の周りにある東西南北の庭(昭和に作られた庭で、素晴らしい出来だと思います)にあります。これら全体が、生きている京都の伝統をピッシと感じさせてくれます。







本堂がこのお寺全体の背筋をピントのばす禅寺にしているのです。
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