<五条に面した、由緒ありそうな陶芸品屋さん>
五条坂といえば陶芸品の店、五条と東大路の交差点を中心に、陶芸品のお店が集まっています。その東の茶碗坂にはびっしりの陶芸品のお店があります。以前にブログで紹介しましたし、今日はディープな裏道のご紹介に徹しましょう。
<五条と大和大路の交差点に、石細工の、京の石、澤吉さんがあります。小さな物から、大きな物まで、バラエティー豊かな石細工が展示してあります。若い人のすきそうな小物もたくさんおいてあります。当方は床に転がっていた、ただ四角い石に丸い穴のあいた、なんでしょうこれは、お墓の花差しでしょうか?500円だったので、とにかく買って、あとでなにに使うか考えようと思いました。現在、当方の部屋で、お箸やしゃもじ立てになっています。磨くか、色を塗るかしないと、ちょっとワイルドすぎたかな。小さなワンルームに石を持ちこむとどうなるか。小さな石でも、どんな雰囲気をかもしだすか試してみたかったのです。最初は違和感がありましたが、今は結構部屋に溶け込んでいます。>
<ここは何の店かわかりません、小さな飾り棚をみてください>
<素敵なディスプレイですね>
<五条坂のバス亭のちょっと南に下がったところで脇道をはいると、陶芸の窯元が一つあり、その裏に小さな伝統工芸のお店があります。このウインドウがあるだけで、詳細不明、店の名前も不明、いかにも京都らしい。>
<京都らしい長屋が続きます>
この裏道はほんとうに京都らしい。
<ここは、ずいぶん植木に凝っています>
<★ 春になって、花がさきました。>
<★六波羅蜜寺(ロクハラミツジ)につきました。>
最初このお寺に来た時には、読み方がわからなくて、どこにも書いてないので苦労しました。
<空也上人立像・重文、六波羅蜜寺写真集より>
六波羅蜜寺は950年ころに空也上人(醍醐天皇の第2皇子)が開いたお寺で、1050年くらい昔の平安京時代に建てられた極めて古いお寺です。ここの宝物館はお世辞にも立派とはいえない建物ですが、中に安置されている仏像は見ごたえがあります。ぜひ通り過ぎないで立ち寄ってください。この空也上人立像像は最初なんだこりゃと思うにちがいありません。口からでているものは6体の阿弥陀仏で、南無阿弥陀仏という6音を表しています。南無阿弥陀仏ととなえれば誰でも極楽に行けるという大乗仏教思想の創始者です。
<地蔵菩薩立像・重文、六波羅蜜寺写真集より>
この仏像は藤原時代のものですが、とてもいいお顔をしています。
<平清盛座像・重文、六波羅蜜寺写真集より>
仏像ではなく、こういう実在の人物の像というのは、若いころは全く興味無い、どちらかというと敬遠する存在でした。年取ってくると、仏像のニュートラルな表現と違って、実在の人物の内面がひしひしと伝わってきて、仏像とはちがった、もっとはげしい迫力を感じます。彫った方の腕も感心するばかりです。
<★ 六波羅蜜寺をでたところに、子育飴を売っている店がありました。その由来は能書きをみてください。いかにも六波羅の地で起こりそうな話です。平安時代の古い時代は、このあたりは墓と寺の原っぱで、幽霊話に事欠かない場所でした。>
<そうこうしているうちに建仁寺につきました>