俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

有明月

2011-09-19 | 俳句・秋・天文

カムイト沼と有明の月

有明の映りてゐたり神の沼

有明は本来、月がまだありながら夜が明けてくる頃をいい、またその月を意味する。だが、後世、夜明け方を意味するようになったので、夜が明けた空にかかっている月を有明月というようになった。従って、「有明」だけでも有明月のことを意味する。稚内のホテルを午前三時半過ぎに立ち、一時間十五分ほどで宗谷郡猿払村のカムイト沼に着いた。すでにあたりは明るくなり始めていたが、神の沼といわれる沼の水面に有明の月が映っていた。まだ一般には知られていない沼は神秘的で、崇高でさえあった。

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沼べりの木道に立ち明の月


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