俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

馬酔木(あしび)の花

2012-04-13 | 俳句・春・植物


別るるも出会ふも現世花あしび

ツツジ科の常緑小高木。日本の固有種。山地の乾燥した場所に自生。庭にも植えられる。三~四月頃、白色の壺状の花を下向きに多数つける。葉や茎に有毒物質を含むので、「足しびれ」から転化してアセビという。これを食べた馬が酔ったようになるので、漢名の「馬酔木」がついた。四月は新年度であり、転勤がある。別れがあり、新たな出会いがある。懇意にしていた人と別れた。これも生きていればこそ。馬酔木の花を見て、≪磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありとは言はなくに 大伯皇女≫を思い出した。

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馬酔木咲く下にありけり道祖神


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