俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬暁

2013-01-10 | 俳句・冬・時候


冬暁や湖(うみ)に立ちたる鳥の声

冬の早朝。冬の朝はなかなか明けず、日の昇るころは寒さも一段と厳しい。新潟の福島潟という大きな湖へ、ホテルを早朝の5時半にバスで出発して行った。あたりはまだ真っ暗で、小さな懐中電灯を頼りに潟まで歩いた。すると、潟では夜明けに合わせるように、雁か白鳥か鴨、あるいはこれら全てが大きな声で鳴き始めた。正に鬨の声をを上げているようであった。写真は真っ暗な中で試しに撮った一枚。島の木と対岸の灯、雪山が写っていた。冬の暁は次第に明るくなって行った。

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福島潟と五頭山








五頭山






白鳥と鴨






大菱喰(雁)の群れ







寒暁の潟の向かうに五頭山(ごず)現(あ)れぬ


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コメント
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