俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

白鳥(2)

2013-01-11 | 俳句・冬・動物


白鳥や餌を撒くひとへ頸伸べて

新潟県の瓢湖へ行った。ここは、昭和二十九年に餌付けに成功したことで知られ、毎年多くの白鳥がやってくる。午後三時に餌をやる人が二人出てくると、その姿を見ただけで多くの鴨と白鳥が集まってきた。バケツから餌を空中高く撒くと、鴨や白鳥が争ってついばんでいた。面白いもので、白鳥はすべてが集まるわけではなく、遠くの方で無関心を装っているものも沢山いた。

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白鳥の頸をつの字に餌食(は)めり



高々と白鳥へ餌の撒かれけり







白鳥の一羽が鳴けば二羽三羽









白鳥に助走といふがありにけり





白鳥の連なり飛べる哀しさよ





白鳥の編隊仰ぎ立ち去りぬ


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コメント (2)
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