俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

木守柿(きもりがき)

2013-01-08 | 俳句・冬・植物


声かくる人もをらずや木守柿

柿の収穫も終わり、葉も落ちつくした木に一つだけ残された実。まるで柿の木を守護するかのように見えるところからこの呼び名がついた。冬の小鳥のためにとってあるとも、来年もたわわに実るように祈りが込められているともいわれる。雪の越後を旅していると人にまったく会わないこともある。道端の木守柿が彩りを添えているだけであった。

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長靴が旅の靴なり木守柿


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