俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

薄暑

2017-06-02 | 俳句・夏・時候




黙々と火山灰(よな)掻いてゐる薄暑かな



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初夏の頃の、うっすらと汗ばむほどの暑さをいう。

桜島の噴煙が展望台に積り、その火山灰を一人の男が黙々

と掻いていた。

少し暑くなっていた。




黒酢の壺畑


整然と万と酢壺や薄暑光







黒酢の壺畑に1万2千もの壺が整然と並んでいた。

そこへ薄暑光が差していた。






唐傘の観光大使ゐて薄暑



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コメント
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