俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬麗

2019-12-12 | 俳句・冬・天文




寛永の山門潜り冬うらら




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穏やかに晴れ渡り、春の「麗か」を思わせるような日

をいう。




「ここだけの話だけどな」



川越大師喜多院には五百羅漢がある。




「揉むのうまいなあ。眠くなったわ」



冬麗のひと日を一体一体見ながらその表情を楽しんだ。




「はあ、なんだってー!」



どれも羅漢の言葉が聞えそうで、思わずほくそ笑んで

しまった。







喜多院の山門は寛永九年(1632年)に天海僧正が建立

したもので、大火を免れた喜多院では最古の建造物で

あるという。

その山門を潜り、冬麗を実感した。




「まあ、飲みなせい」


一献を勧むる羅漢冬日和




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