俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

冬芽

2019-12-29 | 俳句・冬・植物




天を指す冬芽挙りてゐたりけり




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春に萌えだす芽は、秋のうちにでき、寒さに耐え

られるように固い鱗片で覆われ、休眠、越冬する。







これを「冬芽」または「冬木の芽」という。







常緑樹にもあるが、落葉樹の葉が落ちた枝の冬芽は

殊に目立つ。







冬の暖かい日に木の芽が萌えだしているのを見ると、

心和むものがある。







冬木の芽がみな天を指していた。

その様はシャンデリアの蝋燭のようであった。






刺ほどの紅き色して冬木の芽




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