俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

山笑ふ

2020-04-11 | 俳句・春・地理


三増(みませ)峠


信玄の戦のありし山笑ふ




にほんブログ村





春の山の明るい感じをいう。







北宋の画家郭煕の『林泉高致』の一節、「春山澹冶にして

笑ふが如し」から季語となった。







生気が山に兆しはじめた春の胎動を「笑う」と捉えたもの

である。







花が咲き霞たなびく春盛んな山の形容ではない。







永禄12年(1569年)、武田信玄が小田原城を攻めた

帰りに、追ってきた北条氏と戦った(三増峠の戦い)。

その山も明るい春の息吹が見られた。






山笑ふバイオトイレといふがあり




にほんブログ村




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする