獺祭(だつさい)やたあれもをらぬ川堤
七十二候の一つで、二十四節気の雨水の初候。
陽暦二月十九日から二十三日頃までの約五日間に当たる。
獺が捕らえた魚をすぐには食べず、岸辺に並べておくという意味である。
なお、正岡子規の別号「獺祭書屋主人」はこれにちなむものである。
獺魚を祭るの候となった。
本来なら少しずつ暖かくなる時期であるが、今年は初春が暖かすぎた反動で厳しい寒の戻りとなっている。
そのせいで、川堤には歩く人は誰もいなかった。
魚祭る獺(をそ)や暗雲垂れ込めて