俳句の風景

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夕立

2022-07-12 | 俳句・夏・天文




傘持たず出でし悔いある夕立(ゆだち)かな




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夏の夕方に降る局地的な激しい雨をいう。







急に曇ってきたかと思うと、大粒の雨が激しく地面を

叩きつける。

雷鳴を伴うことも多い。







武蔵野の夕立は馬の背を分けるといわれ、局地的な

降り方をする。







日が暮れてから降りはじめることもあり、その場合は

「夜立(よだち)」と呼ばれる。







夕方の四時ごろから雨が降る予報であったが、家を出る

ときは晴れて日が差してきたので、傘を持たずに散歩に

出かけた。

すると、四時過ぎに小雨が降り、一度は上がった。

その後、再び降り出し、今度は本降りとなり、夕立となった。

帽子は被っていたが、全身ずぶ濡れとなった。

傘を持たずに出た悔いが残った。






武蔵野の森わたり来し白雨かな




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