俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

コスモス(2)

2016-10-11 | 俳句・秋・植物




コスモスの風待つ姿してゐたり



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コスモスは7、8月頃から咲き始め、10月頃咲き乱れる。







コスモスには白、ピンク、紅、黄など様々な色がある。







やはり曇よりも晴れた日の方が色が生き生きとして美しい。







順光も勿論良いが、逆光でコスモスを見ると花びらが光を

通し、更に美しく神秘的に見える。







コスモスは風に揺れてこそコスモスらしい。

その姿が風を待っているかのように見えた。






夕暮に少し間のあり秋桜



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枝豆

2016-10-10 | 俳句・秋・植物




枝豆や雨雲三日続きゐて



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まだ熟していない青い大豆を枝ごととったものをいう。

莢のまま塩茹でにして食べる。







この所雨雲が三日ほど続いた。

道を歩いていると枝豆が道沿いの畑に生っていた。

葉は先ほどまで降っていた雨に濡れていた。






次々と摘まむ枝豆財なさず



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榠樝の実

2016-10-09 | 俳句・秋・植物




絵心のあらば描かむ榠樝の実



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バラ科の落葉高木。

中国原産。







実はいびつな楕円形で大きく、表面はつややか。

晩秋、黄熟し芳香を放つ。

果肉は硬く、酸味と渋味があって生では食べられないが、

薄切りにし、砂糖漬けや果実酒にする。







榠樝の実が沢山生っていた。

もし絵心があったなら、榠樝の実を写生するか静物画として

描いただろうと思った。






青空に枝撓らせて榠樝の実



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秋の遠足

2016-10-08 | 俳句・秋・人事




原つぱを秋の遠足一列に



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春の「野遊」に対する季語に「秋の野遊」がある。

その傍題に「秋遊」「秋の遠足」がある。







「秋の野遊」は里山へのピクニック、紅葉狩りなどの行楽を

いう。






芝生の広場の中を小学生の秋の遠足が列をなして横切っ

て行った。






富士山の大きく見えて秋遊



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紫苑

2016-10-07 | 俳句・秋・植物




晴れし日を大切にして紫苑かな



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キク科の多年草。

朝鮮半島、中国北東部、モンゴル、シベリアに分布。

中国地方から九州にかけての山地の草原などに自生し、

観賞用に栽培もされる。

漢方では根を煎じて咳止め、去痰薬として用いる。







八~十月、茎の上部に多数の頭花をつける。

頭花は花びらのような舌状花が淡紫色で、中心の筒状花は

黄色。







今年は秋の長雨が降り続いた。

そこへ久しぶりに晴れると、一日を大切にしようと思う。

紫苑も同じように嬉しそうに日を浴びていた。






道逸れしところに紫苑固まれり



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