俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

秋の霞

2017-10-21 | 俳句・秋・天文




明けてきし山並の秋霞かな



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単に「霞」といえば春の季語であるが、秋に見られる霞を

いう。

秋は空気が澄んで物がくっきりと見えることが多いが、空

気中の水蒸気やちりなどが多い場合は霞が発生すること

がある。







夜が明けて次第に明るくなると、ホテルの窓から見える山々

に秋の霞がかかっていた。






秋霞朝の電車の動き出し



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秋の宵

2017-10-20 | 俳句・秋・時候




ホテルより街の灯さやにに秋の宵



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日が暮れて、まだ夜の更けないしばらくの間をいう。







「秋の暮」と「秋の夜」に挟まれた「秋の宵」は、微妙な時間

帯であるといえる。







ホテルにチェックインして、部屋から秋の宵の夜景を眺める

と、灯火がはっきりと見えた。






秋の宵牛フィレ肉のポワレとふ



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秋曇

2017-10-19 | 俳句・秋・天文




畑ありて山近き街秋ぐもり



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秋の曇った天気のことで、「秋陰」ともいう。




ポプラ並木



晩秋から初冬にかけて天気は変わりやすく、張れと曇を

繰り返す。







大きな街であるにもかかわらず畑があり、山が近くに見える。

だが、空は秋曇であった。




北大クラーク会館


秋陰の広きキャンパス歩きけり



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秋時雨

2017-10-18 | 俳句・秋・天文




校内を朝の自転車秋時雨



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「時雨」は冬の季語であるが、立冬の前に降る時雨を「秋

時雨」という。







急にぱらぱらと降っては止み、数時間で通り過ぎて行く。




北大古河記念講堂



晩秋のうら寂しさが漂う。







北海道大学の一本道を朝の自転車が授業に間に合うべく

急いで走って行った。

折から降り出した秋時雨に傘をさしながら。






秋時雨クラーク像を濡らしけり



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桜紅葉

2017-10-17 | 俳句・秋・植物




旅の脚伸ばして桜紅葉かな



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桜の紅葉は他の木に比べて早く、早々に散ってしまう。







色は鮮やかな赤ではなく、どちらかというと地味な赤である。







歩くことでその土地を知ろうと思っているが、少し脚を伸ばし

てやってきた公園に桜紅葉が見られた。






桜紅葉池の眩しく照り返し



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