俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

2019-08-11 | 俳句・秋・植物




湖よりの風を孕みて萩の花




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マメ科ハギ属の落葉低木。

秋の七草の一つ。







日当たりのよい山野に自生し、庭園に植栽もされる。







八~十月頃、小さな蝶形の花を穂状に多数つける。







花は長さ一~二センチほどで、紅紫色や白色などがある。







萩が咲くといつも風に揺れている。

今回も湖からの風が吹いて、萩の花が揺れていた。






初萩や段(きざはし)の上(へ)の仁王門




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撫子

2019-08-10 | 俳句・秋・植物




撫子や呈茶の案内(あない)ある道に




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ナデシコ科の多年草。

秋の七草の一つ。







日当たりのよい草地、河原、海岸などに自生する。







一般に撫子あるいは大和撫子と呼ばれるものは河原撫子

である。







八~九月頃、茎の上部で分枝し、その先に淡紅色の

五弁花を沢山つける。

花弁のふちは糸状に裂ける。







庭園の茶屋で呈茶を行っている案内板が出ていた。

その道に撫子が美しく咲いていた。






撫子や井戸水に手を洗ひゐて




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桔梗

2019-08-09 | 俳句・秋・植物




桔梗の風を青しと思ひけり




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キキョウ科の多年草。

秋の七草の一つ。







山野の日当りのよい所に自生し、観賞用に庭などに植栽も

される。







八~九月頃、茎の上部に青紫色の鐘形五裂の鮮やかな

花をつける。







桔梗に風が吹いていた。

青い風が吹いていると思った。






毛氈に抹茶いただき白桔梗




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立秋

2019-08-08 | 俳句・秋・時候




立秋の瀬音を聞きにきてゐたり




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二十四節気の一つで、八月八日頃に当たる。







暦の上ではこの日から秋に入るが、実際にはまだ非常に

暑い時期である。







だが、この日あたりが暑さのピークで、季節は確実に秋へと

向かう。







朝夕などは、秋の気配がどことなく感じられる。







今日は立秋。

だが、外は灼けるように暑い。

秋の気配を探しに、川へ瀬音を聞きにきていた。






立秋の川を小鷺の翔けにけり




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鹿の子百合

2019-08-07 | 俳句・夏・植物




をみなごの声密やかに鹿の子百合




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ユリ科の多年草。







九州、四国の崖に自生し、また栽培もされる。







晩夏、茎頂で分岐して数個から十数個の花をやや下向きに

つける。







花弁は上に反り返り、淡紅色か白色地に鮮紅色の斑点を

散在する。







鹿の子百合が数本咲いていた。

それを見た二人の若い女性が、ひそひそとその美しさを

讃えていた。






鹿の子百合近づきがたき林内に




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