俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

桜草

2020-04-25 | 俳句・春・植物




川音を聞いてきにけり桜草




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サクラソウ科の多年草。

北半球の温帯から寒帯にかけて約六百種が分布する。







日本には野生種が十数種ある。

山地や河畔などの湿地に自生するが、多くの種が

園芸種として栽培される。







四月頃、花茎の先端に淡紅色の五裂の花を数個つける。







花形が桜の花に似ていることからこの名がある。







川沿いを歩いて川音を聞いてきた。

その帰りに、あるお宅に桜草が沢山咲いているのに

出くわし、見せていただいた。






プリムラや久しく絵画観てをらず




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山吹

2020-04-24 | 俳句・春・植物




山吹や歩きて山の杉林




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バラ科の落葉低木。

 





日本原産。

山野、渓谷に自生し、観賞用に植栽もされる。







晩春、黄金色の五弁花をつける。

一重と八重があり、八重のものは結実しない。







別種に白山吹があり、花は四弁。







山の杉林の径を歩いていると、山吹が咲いていた。

木洩れ日が当たり、黄色が目立った。






百段のきざはし下りぬ濃山吹

 


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芝桜

2020-04-23 | 俳句・春・植物




芝桜湖畔に白き富士顕ちて




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ハナシノブ科の多年草。

北アメリカ原産。







石垣や花壇などに絨毯を敷いたようにびっしりと咲く。







花は薄桃色で深い切れ込みがあり、桜の花に似ている。







花色はほかに白色、空色、藤色などがある。







芝桜が咲く湖畔に出ると、春雪を被った富士山が前に

立ち顕れた。






親子らの小公園や芝桜




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豆の花

2020-04-22 | 俳句・春・植物




夕暮の散策多し豆の花




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マメ科植物の総称。







俳句で「豆の花」という場合、多くは春咲きの豌豆と

蚕豆の花をさす。







いずれも蝶形花であるが、蚕豆は白や淡紅色にくっきりと

黒の斑があり、よく目立つ。







夕暮になるとマスクをしながら歩く人が多くなる。

畑に豌豆の花が生き生きと咲いていた。






豆の花雑木林をそびらにし




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春夕焼(2)

2020-04-21 | 俳句・春・天文




散策の畑道に出で春夕焼




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春の夕焼は夏のそれほどではないが、ときに燃え

上がることがある。







時間的には夏のものより少し短い。







春の夕焼は人を包むような柔らかさがある。







また、山の端に入る日により、空が茜色に染まることが

あるが、冬のものよりも暖かみがある。







夕方の散策で畑道に出ると、西の空が春の夕焼に

染まっていた。






山の上を一機過ぎゆく春夕焼




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