俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

夏燕

2021-07-26 | 俳句・夏・動物




大股に堤歩けば夏燕




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夏に見かける燕をいう。







春に南方から渡って来た燕は、四~七月にかけて巣を

つくり、通常二回産卵する。







産卵後一か月余りで巣立ちをし、成鳥ともども飛翔する

姿が見られる。







青田をかすめ、高空へと飛ぶ姿はいかにも夏らしく

すがすがしい。







体に負荷をかけるため川堤を大股で歩いた。

すると、川の上を夏燕が速い速度で飛び交っていた。






電線に休んでをりぬ夏燕




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山百合

2021-07-25 | 俳句・夏・植物




山百合や丘には丘の空気あり




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ユリ科の多年草。

近畿以東の太平洋側の低山に自生し、栽培もされる。







夏、茎頂に芳香のある大形漏斗状の花を横向きに

数個つける。

花は白色で内側に赤褐色の斑がある。







丘に登ると山百合が咲いていた。

そこには丘の空気があった。






小流れに寄れば山百合香りけり




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青鷺

2021-07-24 | 俳句・夏・動物





青鷺の真つ直ぐ翔り川の上




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サギ科の鳥。







日本のサギ類の中では最も大型。







青灰色だが翼を開くと黒色の風切り羽が目立つ。







水辺や干潟に下りて、魚や小動物を捕食する。

水辺などで塑像のように動かないこともある。







青鷺が川の上を上流に向かって真っすぐに飛んできた。

目の前を大きく羽ばたいて去って行った。






青鷺の大き羽ばたき眼前を




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雲の峰

2021-07-23 | 俳句・夏・天文




目を上げて歩く先なり雲の峰




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俗に入道雲といわれる積乱雲のこと。







日差しをうけて白く輝くのが特徴。







そのせりあがる様を山に譬えていう。







電気を伴うところから「雷雲」、雲の頭が横に流れる

ところから「鉄鈷(かなとこ)雲」、夕立ちを降らせる

ことも多いので「夕立雲」とも呼ばれる。







散策をして行く手へ目を上げると、雲の峰が立ち上が

っていた。






雲の峰ロードバイクの走り抜け




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大暑

2021-07-22 | 俳句・夏・時候




釣人の大暑の川に三四人




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二十四節気の一つ。







陽暦七月二十三日頃であるが、今年は二十二日。







次の節気の立秋までの十五日間が「大暑」の気に入る。







文字通り夏の最も暑いときである。







今日は大暑。

やはり暑いので、川には釣人が三四人いた。






川遊びする家族ゐて大暑かな




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