毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「9.11に思う」 2012年9月11日(火) No.439

2012-09-11 08:45:16 | 日記
今日で東北大震災から1年半、避難生活者は現在でも34万人という。
先日の雲南省の地震被災者とも重なる。

もう一つ、今日は「ナイン.ワン.ワン」「セプテンバー=イレブンス」と言われる日。
2001年9月11日、アメリカで「同時多発テロ」が起き、3000人もの人々が亡くなった。
その後ジョージ=W=ブッシュ大統領がイラク侵攻を始め、
日本の当時の首相小泉純一郎が追随して、自衛隊をイラクに派遣するというとんでもないことになった。
その戦争は何のために起こしたのかというと、
確か、イラクが「大量破壊兵器」を所有しており、
アメリカ合衆国はイラク=イスラム=「テロとの戦い」をして国を守らなければならない、というものだった。
小泉元首相もすぐそれに賛成して、自衛隊を派遣することで日本も「テロとの戦い」をともに担ったのだった。
しかし、大量破壊兵器はいくら探しても見つからなかった。
もともと、そんなものなかった、と今は世界中が分かった。

こういうのを何と表現したら良いのか。
ブッシュはのうのうと「決断のとき」(2010年発行)とかいう本を出して、気楽に暮らしている。
小泉純一郎もまだ日本の人気者でイケメンとか言われている。
二人はお金にも、生活にも、もちろん困らず、
2009年11月、退職して日本に来たブッシュは東京ドームの始球式に出たりしている。

ブッシュを支持したアメリカ人も、小泉に賛成した日本人も、
自分が彼らを支持したことを、
その自分の支持のせいでイラク戦争が始まったことを、
忘れて暮らしていないだろうか。

今、イラクでは…。

◆マリキ政権は何をしているのでしょうか?イラクの夏は53度から54度にもなるのに、まともに冷房は入りません。
占領後の10年間に270億ドル(2兆円以上)も投資しているのに、電気も水も病院も整備されていないのです。お金はもちろん汚職として政治家のポケットに入ってしまうわけです。

◇マリキ腐敗政権の下での人権侵害もひどい。女性への迫害、「名誉殺人」、多くの子どもたちが生活難の中でストリートチルドレンになる。
政府が無実の人々を大量に逮捕したり、3ヶ月に1140人もの人が処刑されたりする…。
占領が終わったはずのイラクには安全もまともな生活もないのです。
   ―イラク平和テレビ局in Japan インターネット登録者向け
      「イラク平和テレビ局 メールマガジン」 vol.255 2012.09.01
コメント
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