毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「中国人老師からメール」  2012年9月26日(水) No.454

2012-09-26 17:38:42 | 中国事情
日本語学科の中国人老師からメールをいただいた。
このような緊張した事態になっても、大学の職員、老師、学生たちのみなさんによって、私が手厚く守られているというブログ文に、日本から文ちゃんがコメントを寄せてくれた。
「私が大切にされていることに対して、大学の中国人の方々に感謝する」といった内容だったので、
それを日本語学科の老師や学生たちに紹介したところ、
老師の一人が以下のような感想を寄せてくれた、という経緯である。

こんにちは
さっそくご友人からのメールを拝見いたしました。
本当は日本にも平和が好きな人がいっぱいいらっしゃるんですね。
日中関係の氷河期の今頃、
正直に言って日本語専攻の私自身も肩身がせまいと感じさせられています。
もし状況がもっと悪くなったら、
十年やり続けてきた日本語教師の私はどうすればよいのか、
学校以外のこと何も知らない私の進路はどうなるのか、
家族の生活はどうなるのか、
いろいろと考えさせられました。
ご友人方のコメントを読むと、中日友好の基盤はまだ崩れていない、
戦争まで行かないという信念を曲げなくても良いと感じます。
一安心しました。
みんなは先生のことが大好きですよ。
先生のため、わたしができることなら、なんでもやらせていただきます。
  Y.Kより


[本当は、日本にも平和が好きな人がいっぱいいらっしゃるんですね]
という驚きが、中国の人々の率直な気持ちなのだ。
日本語学科の老師なので、かなりの知日派であるにも拘らず、である。
今回の騒ぎの発端―石原慎太郎の尖閣買い上げから野田内閣の「国有化」は、
中国側からしたら、まさに宣戦布告のようなものだった。
APECでの胡錦涛主席のあのこわばった顔を思い出してほしい。
あれだけ厳しい表情で、「国有化」だけは止めるよう要求した、
その次の日だ。
野田内閣が「国有化」宣言をしたのは。
すごい神経・・・。
というか、全然感じてなかったんだね。
第一あの時、野田さんは胡錦涛さんの顔を全然見ないで目を逸らしっぱなしだった。
あの態度も超情けなかったなあ。

それはともかく、
インターネットで中国人と日本人は、生の意見を交流できるのだから、
「戦争させない・平和が大事」を合言葉に、
草の根交流をどんどんやっていこうじゃ、ありませんか。
みなさん、コメントくださいね。


コメント (2)
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