毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「9・18・・・人の情が沁みる」 2012年9月19日(水) No.447

2012-09-19 10:12:56 | 中国事情
(中日関係はこれからどうなるのだろう)と暗澹たる気持ちで過ごした昨日。
しかし、嬉しいこともあった。

午後、宿舎管理人のミズ劉が電気屋さんとともに現れた。
薄型テレビ設置後のメンテナンスのためだ。
ヒッソリ部屋に閉じこもっていた私は、ミズ劉の顔を見て思わずため息をついた。
彼女は中国語と身振り手振りで、
「何でもない、問題ないよ。
もし変な奴がここに押しかけてきたら、私とミズ呉(もうひとりの管理人)が、絶対に阻止するから。
ボコボコにやってやる!」
とビシバシ叩く仕草。
ミズ劉の気の強さは定評があり、新平老師も
「劉さんは強いです。」
と太鼓判を押している人だ。
しかし、いくら気が強くても歳は私と同じくらい、腕力がそうあるとも思えない。
でも、励ますためにそう言ってくれるのが、本当に心に沁みた。
彼女は、東北大災害のときも、仏様に拝んでくれた人だ。

夜、日本語学科の卒業生、財大の大学院に進学した楼さんが、
「先生、何か買うものはありますか。野菜はまだありますか。果物は何と何が欲しいですか。」
と電話してきてくれた。
こんな困ったときの助けは、どれほどありがたいか。
感謝を述べると彼女は、
「先生は私の先生ですから。範さんたちは遠くにいるので、何も手伝えないから私が代表で働きます。心配しないで。私は授業がないとき暇ですから。」
と、大学院に入ったばかりであれこれしなければならないことがてんこ盛りのはずなのに、彼女はこう言ってくれるのだ。
思わず、グッときた。

さらにその後、小紅老師からも同様の電話をいただいた。

さあ、今日から授業再開だ。
人を信頼して、元気に気持ちよく過ごそう。
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