毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「がんばれ!4年生就活組」 2012年11月16日(金) No.506

2012-11-16 19:56:25 | 中国事情
今日、4年生の「ビジネス日本語」クラスには25人中11人しか出席者がいなかった。
欠席者14人中、6人はもう南昌にはいない。
浙江省杭州、広東省広州、深圳などで働き始めている。
今日休んだ8人は、財大蛟僑キャンパスで開かれる130社以上の企業の就職説明会に参加したのだ。

昨夜9時半頃、4年クラスの班長からその旨連絡があり、それはいいのだが
授業を別の日にしてくれないかと言われ、私は激怒した。
「こんな夜遅くに電話してきて、翌朝の授業を振り替えろだと!
そういう常識はずれな発言をすると、会社では即、クビだ。
大体、なぜこんなにぎりぎりまで連絡してこないのか。
こっちは明日の授業用にプリントも21枚印刷して、もう準備を終えているのだ。
失礼極まりない、バーバーバー。」

可哀想な班長さん。
よく聞けば彼は全く悪くない。
彼はその説明会に行かずに、ちゃんと授業に出席するのだ。
(もう、彼は銀行に就職が決まったので
その班長に説明会参加を連絡してきた子たちが遅すぎるのだ。
呆れたことに、その大規模な就職説明会があることは、
大学のインターネット情報で以前から流していたのにもかかわらず、
日本語学科の就活組は、そのことにちっとも気が付かないで、
誰かが一昨日、他のクラスで聞いてきて皆に知らせてから、
にわかにアタフタし出したという。
まさに今年の4年生ならではのノンビリぶりだ。

今日のその説明会には130数社の企業のうち、
日本語学科の学生を募集しているのはたったの2社だという。
今年は日本語学科の4年生にとって、非常にキビシイ就活を余儀なくされている。
もちろん、イシハラ&ノダのせいだ。
来年は好転するか、それは全く分からないが、
今年よりはマシじゃないかと期待したい。
今年の4年生は、何か損ばかりしてきた印象がある。
江玲杯スピーチコンテストも、
満を持して出場する…はずだったのに、反日デモの影響で中止になった。

今、日本語学科の就活組は副専攻の会計や金融の知識を企業にアピールしている様子だ。何でもいい。とにかく社会に一歩確実に踏み出せますように。

今年もまた、
お椀の舟に箸の櫂で、独り、また独りと、大海原に乗り出していく。
がんばれ!!一寸法師たち!



コメント
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