生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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善いわがままと悪いわがまま~社会に貢献なんてしなくていい2

2019-01-23 | 社会・法律・労働

成人式では「社会に貢献できる大人になりたいぴかぴか(新しい)
という志をよく耳にする。

立派なようだが、以下コラムの最後の方で書いたとおり、
一抹の不安を感じないでもない。

★働き方改革より大切なモノ。すべてのブラック企業を「ホワイト化」!
コミュ力を無限大にする秘伝の技術・前編
https://www.el-aura.com/kaneko20180424/

また、こんなブログも昔、書いた。

★社会に貢献なんてしなくていい
https://blog.goo.ne.jp/cameleotino/e/af2ddc89618a024f6bd4f1e01b2ecbdf



大人になって、この社会がクソ過ぎることに気づいて、
「意地でも社会には貢献なんかせん!」
と思うほうがむしろ健全な気さえ、個人的にはしてしまうウッシッシ


むろん、社会のおかげでいままで生きて来られたのだから、
社会に感謝すべき、という意見もあるだろう。

たしかに、食べもの(動植物)や生態系サービスに対して
そのように感謝するのはすごく好感が持てる。
親に感謝、誰かに感謝、ペットや虫に感謝……も素敵だ。

だが、「社会に」感謝するというのがどうもぞっとしないのだ。



「社会」が、ヒトの生きる権利を保障するのは当たり前以前の問題。
それでドヤ顔するべきではない。

今の物価のまま、国民の平均年収が
一億円を超えるような社会にでもなったら、
「社会」とやらに少しは感謝してもいいかもしれぬ(笑)

個(他の動物、植物なども含む)にはとことん優しくなるべきだが、
社会に対しては、小姑も真っ青な、厳しい目を向けていい。

そうしないと、社会は進歩していかない。
ひいては人類が進化しない。

文明を築くために犠牲を強いた他の生物に対しても、
この程度の社会しか作れないのでは、見せる顔がない。


若者は、必ずしも社会に貢献しなくてもいいかたつむり
利用できるだけ利用して、
甘い汁を吸う、くらいの気持ちでもいいんだよ。


私は、善いわがままと悪いわがままがあると思ってる。

食べ物の好き嫌い、お古は嫌だ、というのは悪いわがまま、
満員電車は嫌、ブラック企業は嫌い、というのは善いわがままだ。


自然や地球、お世話になった個人には徹底的に謙虚に、
「社会」にはわがまま放題でいいと思う。
もし「素敵な社会だ」と心の底から思えたとき、社会に貢献すればいい。

コメント
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