菅首相の「学歴は関係ない」が話題に。
はっきり言って
「学歴」は、特にアピールポイントがない人のへの救済措置のようなものではないか?
(医学部や防衛大など特殊なところを除き除き)年齢の上限もないし、
(女子大でない限り)性別も関係ない、
国籍も人種も、出身地も家柄も容姿も一切関係ない。
テストで点数さえ取れば、誰にでも平等に門戸が開かれ、
理不尽の多い人間社会の中では
他に類を見ないほど優しいシステムなのだ。
年齢制限がない点では、司法試験や弁理士試験などにも
同じようなことが言える。
学歴という優しいシステムの価値が薄れてしまったら、
救済措置の少ない、もっともっときつい社会になってしまう。
お金がない人は大学行くのが難しい、
難関大学に入るのは、
小さい頃から学習塾などに通わないといけないから
平等なシステムとは言えないのではないか、という指摘もあるが、
受験に年齢制限はないのだから、
一旦就職してお金をため、中高年になって受験するという手がある。
それを認めない「年齢差別」のほうがはるかに卑劣だ。
とはいえ、せめて旧帝大くらいは、
授業料を無料にしたほうがいいとは思うが。