「どうもありがとう」
母はいつもそう言ってくれる。
介護地獄の愚痴というか、悲鳴のような記事を
何回も書いてしまっているけれど、被介護者からの
暴言などがないことは恵まれているのかもしれない。
尤も、言い方を変えれば、
あんな人格者(親バカならぬ子バカです)でさえ、
介護するのは地獄なのだということだ。
介護者へのもっともっと手厚い支援体制、
早急に整えて欲しいものである。
日本の自殺者は減少しているものの、
介護苦の自殺は横ばい、つまり、
介護苦が占める割合は増えていると言うことがわかる。
母のケースでは、手足はまったく効かないものの、
認知症はまったくないと書いた。
だが、ここ数日急にボーっとしてきたように感じる。
噛むことはできても、嚥下もしにくくなった。
話すのもだんだん厳しくなってきている。
ALSの患者さんでは、
文字盤+目の動きで
コミュニケーションを取ると言う方法が使われる。
だが、PSP(進行性核上性麻痺)では、
末期に目の動きが阻害されるのでそれも難しいことが多い。
いったいどうしたものか……。
※母はPSPと明確には診断されていません。
物的証拠をもって診断されたのはPD(パーキンソン病)ですが、
進行があまりに早く、薬が効かないので
PSPやCBD(大脳皮質基底核変性症)の混在が疑われている次第です。