・ディズニーが嫌い
・オカルトが許せない
・24時間テレビが不快だ
・動物愛護に嫌悪感がある
…………。
いずれもよく聞く世論であるけれど、
根っこは同じと言えないだろうか。
それは
「楽(インチキ)をして大金を儲ける輩が許せない」
ということ。
たとえば、「霊は存在するか?」を
科学的に議論しようとすると
「霊なんて存在しない」とヒステリックに怒る人が一定数いるけれど、
よくよく聞くと、インチキ霊能者やスピリチュアリストが嫌い、
という共通点があることがわかる。
※或は、統●教会のような悪徳業者の被害者であったりする。
科学的・建設的な議論をするためには、
「インチキ霊能者が嫌い」と「霊が存在しないと思う」は、
明確に切り離して考える必要があるだろう。
ということで、「お金」に対する考え方、向き合い方は
『マネースクリプト』と呼ばれていて、
おおまかに以下の4つに分けられる。
金銭崇拝:お金があれば自由になれる、お金があれば幸せになれるという考え方。
金銭忌避:お金は汚い、お金持ちは悪、清貧こそが尊いという考え方。
金銭ステータス:お金こそが人の価値、貧乏人は怠け者、金持ちは偉いという考え方。
金銭警戒:節約・貯金が好きで、お金は蓄えるべきものという考え方。
日本人は金銭忌避が強いのが特徴であるため、
濡れ手で粟の如く、大金を集めているように見える人・企業が
とかく嫌われる傾向が強いのだ。
加えて最近、一部の成金の
金銭ステータスっぽい発言が目を引き、
お金持ちへの嫌悪感が指数関数的に増している現状があるだろう。
客観的に見て最も健全なのは「金銭崇拝」であり、
真の成功者も、金銭崇拝傾向が強い人が多い。
日本に魅力的なお金持ちが少ないこともあり
(いるにはいるが、あまり自己主張しないので目立たない)
つい金銭忌避に染まりそうになるけれど、
金銭崇拝の志を持っていたいものである。