案内された部屋には、
医師・看護士・レーザー技師……
視界がぼやけてはっきりとわからなかったのだが、
5、6人はいたと思う。
歯医者にあるような椅子に寝る。
顔の上にレーザーの機械が近づき、止まった
赤い光が見える
目をこじ開けて、固定する器具が装着された。
『目をこじ開ける器具』というと怖そうだが、
多少の不快感があるくらいで、痛みはそれほどでない
赤い光を見ていると、
目に圧力がかけられていった。
赤い光は、やがて添付画像のように目に映り、
そして………何も見えなくなった……
「何も見えなくなる瞬間」があると
予め知っていたからよかったが、
知らかったら、あの瞬間は相当怖いのではなかろうか。
「あと20秒です」
随時、このように言ってくれると励みになる。
あと20秒がんばればよいのだ。
「あと5秒です」
次の瞬間
「シュポンッ」
とシャンパンのフタを開けるような音……
「器具が外れました」
(つづく)
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