これも衝動買いした一冊なのであるが
『SDGsの大嘘』という本を読んだ。
生物屋、気象屋、環境屋の端くれとして
SDGsのことは熟知しておかなければならない。
それに
「地球温暖化はでっち上げだ」という、
某元大統領が言ったことも、強ち間違っていないのではないかと
最近思うからである。
※温暖化はたしかにしているが、CO2原因説には個人的に懐疑的です。
「人類が今後も地球で生きていくのであれば
人口を抑制し(出生率を下げる)、労働力はAIに託し、
経済はBI(ベーシックインカム)の導入しかない」と、
私が考えていたことと同じで、先を読み進めるのが楽しくなった。
地球で生きるということは、
要は有機物(量が有限)の奪い合いである。
現人口では、
グローバル資本主義と地球環境の両立は絶対に無理。
グローバル資本主義か地球環境のどちらかを捨てざるを得ず、
SDGsは絵に描いた餅でしかない。
著者は生物学者であるが、理不尽なこの社会に対して
憤りを覚えることが多い内容になっているので、
高血圧の方が読むのは要注意かもしれない。
「人為的CO2増加による地球温暖化説はでっちあげ」
という議題については、
「化石燃料資源に乏しい欧州諸国が
『クリーンエネルギー』で儲けるためのプロバカンダ。
CO2なんてがんがん出していい」とのことだ。
なおヒトの肉食も、環境へのダメージが大きい。
(莫大な牧草や牧草地が必要になるため)
『培養肉』の技術が確立すれば
殺生の必要がなくなるし、莫大な牧草、牧草地も必要なくなる。
培養肉の技術を開発し世界中に輸出すればよいが、
もしそんなことをしようとすれば、
肉の輸出国が全力で潰しにかかってくるだろう。
さらに「個人的な焼却炉でゴミを燃やすと、
猛毒のダイオキシンが発生して環境に打撃を与える」
という説も大嘘であることがわかってきたが、
法律は一向に変わる気配がない。
日本では一度できたシステムを変えてはいけない
という妙な呪縛(宗教観)があるようで、
このような形骸化した規制がたくさん消え残っている。
一時的に焼却炉メーカーが儲けただけで、
今や誰も儲けていないのに……だ。
昔みたいに河川敷で焚き火したい
焼き芋を焼きたい……。
今はネットがあるから「王様の耳はロバの耳!」と
誰もが言うことが可能になった。
いかにそれに影響力を持たせるかが勝負なのだ。
著者の池田清彦氏もyoutubeなどをがんばっているという。
と、こんな内容が語られているので、
興味のある方ぜひ読んでみてください。
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