おかげ様で、8冊目の拙著を出版できました。
今回は、子どもから楽しめる「気象本」なので、
ぜひともお子様などにも!
小学生から読める一方で、
国際式天気記号のようなマニアックな内容まで扱った
本当に『欲張り』な一冊です。
一部の予報士からは怒られてしまいそうなのですが、
この本の特徴として、
「地震雲」のような非科学的なものも頭ごなしに否定はせず、
「どんなところが地震雲だと思ったか?」
「実際に地震は起こったか?」
「本当に地震雲があると思うか?」考えてごらん、
というスタイルを取ります。
また、「ゲリラ豪雨」「ゲリラ豪雪」という言葉も容赦なく使っています。
「現象にはきちんと根拠もあって、予報もできる」ことから、
この言葉をよく思わない予報士もいらっしゃることは存じ上げています。
ただ、一般の方にとっては「多摩地方では午後、所により雷雨」
なんていう予報は、とてもとても聞いちゃいられないのが実情です。
「国分寺市は、何時から、何ミリくらい降るのか」
そこが知りたいのだと言われます。
バタフライ効果なども絡んで、予報は不可能なのかもしれませんが、
満足な予報を提供できていないいち予報士として、
自らへの叱咤をこめて、私はあえてこの言葉を使っています。
こんなご時世で、今年の夏休みは盛り上がらず、
ターゲットの「自由研究」から肩透かしを食った感はありますが、
長い目で、多くの方々に読んで頂きたく思います。
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