生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

銅が溶けるところってみたことがないな~

2020-10-22 | 自然科学

「そういえば、銅が溶けるところってみたことがないな……」

鉄や亜鉛などは、薄い塩酸や硫酸にも溶ける。
だが、銅を入れてもどうにもならない。

銅はH+よりイオン化傾向が小さいので、
強酸というだけでなく、
強力な酸化力を持つものでないと溶けないのだ。

その身近なものが、硝酸や熱濃硫酸というわけである。

硝酸や熱濃硫酸などという超物騒なものを
たくさんの生徒がいる前に持っていきたくない。

そこで、化学室で予備実験し、動画に取りました。

思った以上に過激に反応……
生徒の前でやらなくてよかった~

★銅を硝酸で溶かす(1分20秒くらいから激しい反応が起こります)
https://www.youtube.com/watch?v=7Al4dQf8vLY


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一体いつまでマスクをすれば... | トップ | 財源は消費税じゃなくて〇〇... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (管理人・金子大輔)
2020-10-28 19:57:36
こんにちは。とても貴重なご意見ありがとうございます!考える院生さんのような方が理科教育に携わって頂けると、本当に心強いです。
幸い、わが校の教室にもモニターが設置され、動画を見せる体制が整いましたので、どんどん見せていきたいと思います。「理科が好き・楽しい」と思わせることができたら、私のミッションはほぼ終わり、と思っているので😊
返信する
訂正 (考える院生(@thinkintheearth))
2020-10-25 18:23:07
失礼します。
亜硝酸ナトリウム→亜硫酸ナトリウム
でした。
返信する
こういうのはどうでしょうか? (考える院生(@thinkintheearth))
2020-10-25 18:21:53
 こんにちは。毎回楽しみに見させていただいております。実を言うと私は都内の国立大学で教職課程を受講している者(来年附属高校にて化学で実習予定・中高数学/理科取得予定)で、実験にとても興味を持ったのでコメントさせていただきました。
 言葉だけ、あっても教科書の写真だけだとイメージが付きにくいですが、どんなものがどんな感じで出てきて…というのを安全に配慮しながらイメージをつかんでもらえるというのを考えていてすごいなぁ、と思いました。
 失礼ながら、動画を見て思ったのですが、このような動画も見せるともっと生徒さんの体系的理解が深まり、化学の面白さを知ってもらえるのではないか、と思い提案させていただきます。
(1)濃硝酸でなく希硝酸に溶かしたときの銅の反応→色が違うぞ→実は濃度の違いでできるものも違ってくる
(2)できた溶液に亜硝酸ナトリウムを溶かしてみる:溶液の色が変わったぞ、何ができたのかな→実は銅の色が変わった。銅は複数の酸化状態があり、それによって色が変わる。これ以外にも複数の酸化状態があるのはいくつかあるよ
(3)アンモニア水を入れてみる:青白い沈殿ができたけど、もっと加えると色が濃くなって溶けた。一方でこの沈殿を温めると黒い沈殿になった。何ができたんだろう?
返信する

コメントを投稿

自然科学」カテゴリの最新記事