木下優樹菜さんがADHDであることを告白した。
芸能人が告白することで理解が進んだり、
症状の知名度がアップするという効果は期待できよう。
※今だに「ADHDなんて甘えだ」
とかほざく昭和脳が実在する。
一方で怖いのは、
性格悪い=ADHD
というイメージが独り歩きすることだろう。
「ADHDは障害でなく個性」
という価値観自体は悪くはないと思う。
しかし、「大したことがない」とみなされてしまう恐れがある。
実際「フツーの人がフツーにできることでも、
どんなにがんばってもできないことがある」
のが発達障害なのだから……。
たとえば私の例では、人の顔が認識できない(相貌失認)。
見慣れているはずの福沢諭吉さんの顔も、
横を向いたらたぶん誰だかわからないと思う。
また不注意型と多動型でもだいぶ違う。
木下さんなら間違いなく多動型だと思うけれど。
私は圧倒的な不注意型です。
不注意型は多動型ほど行動にインパクトがないので、
何回か会っただけではわからないことが多い。
やがて人間関係が深まると、
異常にケアレスミスが多いことに気づかれ、
「ギャグマンガの中から出てくるな!」
と思われるのである。
今はコンサータがよく効いているおかげで、
なんとか日常生活も仕事も回っている。
コンサータは服薬後12時間くらい効くと言われるが、
切れると結構わかるものである。
10分で済むはずの仕事が、どんどん脱線して
3時間経っても終わらないなんてことになるから……。
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