生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

肝に銘じたい3つのこと

2010-08-16 | 社会・法律・労働
※訂正
「××人が井戸に毒を入れて回ってる」というデマは、
戦争中でなく、関東大震災のときでした。失礼しました。
---------------------------------------

この時期になると、戦争を描いた番組が多くなる。

戦後、たしかに日本国憲法に『戦争放棄』が示され、
多くの日本人が、戦争を嫌悪するようになった。

だが、本質的なところでは
おどろくほど変わってないのではないだろうか。

※もちろん戦前は生まれてないので、
文献、人の話などからの想像ではある。。。


日本ばかりではないが、
以下の3つが不足すると、ともすれば戦争の原因となりかねないのではと思う。


【1.間違ったと思ったら、すぐに引き返す(辞める)】

(池上さんのニュースでも、さっき言ってましたが)
辞めてしまえば、これまでやったことが無駄になる。
辞めることは、ものすごく勇気がいるのだ。

太平洋戦争中も、
「もう勝てない」と思っても、他国から降伏を迫られても、
意固地に降伏しなかった。
その結果、広島・長崎に原爆が投下されることとなった。

【2.多様性を認める】

60億人いれば、60億通りの人生があるし、
60億通りの考え方があるはず。

だが現代でも、他人に価値観を押し付けること、
「自分の価値観に合わないものは排除しよう」
とする動きは、あちらこちらで見られる。

「男(女)なんだから……」とか、
「20代は××、30代は〇〇であるべき」
なんてのも、その一環かもしれない。


【3.常識を疑ってかかる】

「テレビのいうことだから、間違いない」
「ゴキブリは嫌われ者だから駆除して当然」
…………つい、妄信しがちな常識である。

ゴキブリを衛生害虫とする文献は多いが、
実は、根拠薄弱でツッコミどころが多い。

太平洋戦争でも、「天皇は神様だ」という常識を疑わなかったために
こじれてしまった面は否定できないだろう。
また、「××人が井戸に毒を入れて回ってる」
というデマが常識化し、さらなる悲劇も生んだ。



ということで、平和な生活をしていても、
以上3点を、忘れないようにしたいと考えている。

杓子定規に戦争を嫌ったところで、本質的に変わっていかなければ、
いずれ必ず、同じ過ちを繰り返すだろう。


*************************************
【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/

【Twitter】お気軽にフォローください^^
http://twitter.com/turquoisemoth
**************************************

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« せっかく横並びを目指すなら…… | トップ | 気象講座、無事終了! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会・法律・労働」カテゴリの最新記事