西洋占星術で相性をみるときには、「アスペクト」をよく使う。
アスペクトとは、水・金・火・木・土・天・海・冥と月・太陽
の計10個の星がそれぞれ作る角度のこと。
0°や120°だと大吉、150°や180°は凶……など、
特定の角度が意味を持つとされている。
どの惑星とどの惑星がアスペクトを作るか、
によっても意味が異なる。
つまり、マイナーなものも含めれば
何千種というアスペクトが存在するところが西洋占星術の奥深さだ。
たとえば、DAIGOさんと北川景子さんの二重円だが、
青い線がメジャーな吉のアスペクト、
赤い線がメジャーな凶のアスペクトである。
ところで、いろいろなカップルを見ると、
「顕著なアスペクトがあまりない」というカップルがけっこう多い。
これは、お互いに干渉したり束縛したりせず、
適度な関係を保つことが大切になるパターン。
よほどのかまってちゃんでない限り、
みんな「干渉・束縛」は大嫌いだろうから、至極当然の結果だろう。
「海王星と木星の180°」のように、
積極的なコミュニケーションを心がけないと疎遠になってしまうよ、
くらいのアスペクトもあるが、
むしろ、妙なアスペクトがあるほうが厄介だったりする。
下手にベッタリすると、泥沼化してしまうのだ。
たとえば、「火星と海王星が90°」なんかだと、
顔を見るだけでイライラする関係になりやすい。
さらに悪条件だと、陰湿ないじめやパワハラが勃発したり
おたがいに藁人形を作り合うような関係にすらなりかねない。
「そんな人同士じゃ、カップルになどならんだろう」
と思うかもしれないが、それがそれが、
意外にカップルになってしまったりするから、この世は恐ろしいのだ。
日本の多くの職場では、相手は誰であれ
ベッタリネッチョリした人間関係を強いられる場面が少なくない。
相手とはどんなアスペクトが形成されてるかわからない。
「親しき仲にも礼儀あり」で、みんながお互いに適当な距離を取るようになると
ストレス、ひいては事件も減るのではないか。
尤も、恋愛にプラスになりそうなアスペクトがあると……。
不倫に走ったり、駆け落ちしたり、別れても腐れ縁になったり。
ハラハラどきどきが止まらない関係に陥りやすかったりもする。
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