生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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ダダイズムと現代アートの宿命

2017-01-28 | 音楽・文学・美術・芸能

ふと思い立って、最近「現代アート」に関する本を乱読しているアート

現代アートといえば、
幼児の落書きみたいだったり、そもそも何の絵かさっぱりだったり、
便器を持ってきて「これが芸術や~!」と言ってみたり……。
わけがわからないモノの代名詞ともいえるふらふら

私も、もちろんほとんど理解できません(笑)。

でも、理解はできないんだけれど、
何か引っかかるというか、ドキッとすることはある揺れるハート

得体の知れない、深層心理がむずがゆくなるような感触を味わうのも
現代アートの醍醐味ではないだろうか王冠


ところで、現代アートを語るときに出てくる「ダダイズム」
これが正論過ぎることに気がついたあせあせ

ダダイズムとは平たく言うと、
「人間が意識的に目的を持って作ったものは、みんなゴミ」
という価値観である。

そう、ものすごく過激な思想とも言える。
文明や社会を否定し、人間という存在すら否定しかねない……。

そこで、ダダイズムの芸術家たちは、
「無意味なものを無意識に作ろう」と苦戦してくことになるのである。


でも考えてみると、人が作ったものはたしかに醜い。
物体だけでなく、音もだ。

自然の音は美しいが、
車やバイクの音、奇声、機械音……
あんな醜い音は、自然界には存在しえない。

原生林や藪は美しいが、
芝地や田畑はあまり美しいとはいえない。

…………。
やはり人間の作るものは美しくないふらふら
よって、芸術家たるもの、人間であってはならないのだ。
なるべく人間とは異なった存在になるよう、
日々努力する必要があるのかもしれない?魚


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