まずはじめに。
ネットで、外国人を擁護するような発言をすると、
「在日外国人」などとイチャモンをつけられることが多いようだが、
自分の祖先、遡ること遅くとも平安時代から日本にいるようだ。
生粋の日本人から見ても、
日本人のこういう面は目に余るということで記事を書いた。
(占い師に見てもらったら、前世はヨーロピアンと言われたが、
前世までは責任を持たん……)
●広島8人殺傷:「仕事で怒られ恨み」社長を最初に襲う
http://mainichi.jp/select/news/m20130315k0000e040242000c.html
広島の工場で、外国人研修生が
経営者など8人を殺傷した事件。
この事件、とても気になっていた。
不適切な言い方かもしれないが、
「起こるべくして起こった」という感が拭えない。
いろいろなメディアを見ると、事件を起こした研修生は、
「社長は人使いが荒くて、言葉が悪い」
「コミュニケーションがとれず、周りからイライラされて辛くあたられた」
「一生懸命やってるのに叱られる」
などという不満を漏らしていたそうなのだ。
日本人の中には、
「仕事なんだから辛くて当たり前」
「甘えるな!」
などと言い出す人が出てきそうだが、ちょっとストップをかけたい。
「仕事は辛くなければいけない」なんていう妄想を抱くのは、
たぶん、日本人だけのようなのだ。
↓こんな意見もある(どこかの掲示板で見たのだが、どこで見たか忘れた……)
語調からして、外国人の発言である可能性がある。
■■■■■
仕事って本来みんなでワイワイ楽しみながら
お互いフォローしたり持ち上げたりして
成長していくものなんじゃないのですか?
あの人たちは何故いつも仕事ごときに感情的になって大声出すんですか?
あの人たちは何故いつも自分が仕事において上位であることを誇示するのですか?
そんなに仕事を知っていることが人間的に偉いのですか?
あの人たちは何故いつも職場の雰囲気を悪くさせるのですか?
あの人たちは何故いつもイライラしてるのですか?
■■■■■
そう、いい大人が、
仕事のことで声を荒げたり感情的になるのは、
世界的に見ると、きわめて異質なことなのだ。
「仕事ができない」というだけの理由で
いじめもどきのことが許される……。
とても、21世紀の先進国の文化とは思えない。
一生懸命にやってる人(しかも成人)を
人前で怒鳴るなんてことをもし海外でやれば、
殺し屋に狙われることにもなりかねない、と聞いたことがある。
怒鳴ったり罵倒したりすることは、
それくらい人のプライドを傷つける行為だということは、
理解に難くないと思うのだが。
でも、日本人は「仕事となると」豹変する人がいる。
普段はものすごく温和なのに、
仕事となると眉間にしわを寄せ、
後輩を叩き、きつい言葉を周りにぶちまける。
はっきりいって、気味が悪いし怖い。。。
私が「社畜」と呼んで、
いつも激烈に嫌悪している人たちだ↓
http://yaplog.jp/oomizuao/archive/202
外国人雇用を積極的に進めている企業も多いし、
日系企業で働く外国人は、どんどん増えていくだろう。
なんとかの一つ覚えみたいに、
グローバル化を唱える企業は多いが、
幼稚で野蛮な文化、「社畜っぽい思考」から卒業しない限り、
こういう事件は今後、増えていくと思う。
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- しんがきんねん2025年 2日前
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まあ、社蓄論が日本の最も恥じるべき癌だってのは今に始まったことではないと思います。
いわゆるブラック企業の社長も、いっぺん殺し屋に命を狙われないと変わらないでしょう。
はじめまして、コメントありがとうございます。
この事件では、「不届き者の外国人が、また変な事件を起こした」
ということばかりがクローズアップされ、
事件の背景にあまりメスが入っていないことが心配です。
日本企業も、
この事件から教訓を得て欲しいものですが……。
実は、この前twitterで呟いていた過去記事に、言いたい事もあったのでコメントを残したのですが見ていただけましたか?
最新記事とは関係ない意見だったので、その過去記事に書いてしまったのは今更ながら申し訳ないです。
今記事についての意見ですが、日本では恐らく社長や部長というものを「役割」としてではなく、「地位」として捉えているっていうのが一つあるんじゃないか?と思っています。
出世するという面から、地位が上がると思い、今まで耐えていたものが吐き出されたということ。と考えています。
いわゆる先輩が後輩の"シゴキ"に対して「俺もシゴキを受けたからお前も受けるべきだ!」って言うやつです。
後輩の"シゴキ"
後輩への"シゴキ"
でした。
すっかりお返事が遅くなってしまったのですが、
この前頂いたコメントにもレスしましたよ。
さて。
「自分がやられたから自分もやる……」
そんな負の連鎖から逃れられなくなってる、という要素も大きいと思います。
負の連鎖を断ち切れる人が、
本当の意味での「立派な上司」なのでしょうね。
先輩の「シゴキ」にしても、
仕事に命をかけたいという後輩にとってであれば、
ありがたいものとなるのかもしれませんが、
生活の一コマとして、最低限の仕事をしたい、
と考えてる部下だったら……。
相手が「100点を取りたい」と思ってるのか、
「赤点を取らなければいいや」と思ってるのか、
も見極める必要があるでしょうね。
※日本企業では、
「赤点を取らなければいいや」」という姿勢が許されないのも問題かもしれません。
犯人は技能実習生でなく日本人従業員で、技能実習生に頼らざるを得ない企業だけでなく、そうする必要もないとしている企業すらとんでもない環境であると浮き彫りになりました。
件数が少ない今は個別に犯人を罰していけばそれで済みます(ついでに「反抗するとこうなるんだぞ」的な見せしめにもなる)。しかし、大変不謹慎ですが、このような事件が増えると企業はどう舵を切っていくのか気になります。
企業側(コストになるから待遇は上げたくない)は採用数を減らす・機械化・法的対応(誓約書を書かせるなど)あたりかと思います。しかし、資金に余裕のある大企業はともかく中小企業はそこまで手が回らないのではないかと思います。となると日本の大部分の企業が壊滅状態となりますが、それはそれでブラック企業が淘汰される以上仕方がないことなのかなとは思います。
やはり、起こるべくして起こっている事件ですね。神奈川県のやまゆり園の事件も、類似の事件と考えることができるかもしれません。
障がい者が被害者だったことで、被告の障がい者への偏見が大きくクローズアップされましたが、「職場への不満が大爆発した」という面からも考えることができると思います。
政治家が言っていましたね。「改革には血を流すことも必要だ」とか……。それなら日本の大部分の企業が、壊滅状態になるのも致し方ありません。一度
「焼野原」にして、日本の労働のあり方を見直すことも必要とも思います。